帝国劇場100年〜夢と希望と感動の大舞台〜

caltec2011-08-21



NHK-BSプレミアム「帝国劇場100年〜夢と希望と感動の大舞台〜」を観る。


帝劇100周年の今年、NHKでも特集を組むことにビックリ。番組はレミゼで始まりレミゼで終わる、というレミゼファンのcaltecにとってはとても意味のあるものだった。


レミゼ出演者の鹿賀丈史岩崎宏美のインタビューから始まり、帝劇の歴史、今年の100周年公演の出演者の紹介、そして最後にこれからの東宝を担う若手ミュージカル役者3名(井上芳雄浦井健治、山崎育三郎)のインタビューと、中々に見ごたえがあった。


3名(井上、浦井、山崎)の対談の中で、浦井君の下記のような意味の発言が印象に残った。


(オーディションを受けて勝ち取るのではなく)オファーをもらって役を得る、○○の役を××に演じさせたいと依頼を受けるのは、とてもありがたい。

でも逆に、次にオファーが来ないようにならないために、そのとき出来る精一杯努力し、役を演じることで成長し、新しい自分を見せていかなければいけないことは、とても大変なこと。いつ飽きられるかわからない。


というようなことを語っていたが、前に市村(正親)さんのインタビューの中でも「役者にはひとつひとつの舞台が真剣勝負。ちょっとでも手を抜いたら、次のオファーはこない。また役者にとっては何回かある公演のひとつでも、観客にとってはその公演しかない。だから手を抜いていい公演なんてひとつもない」というような内容を語っていた。


役者という職業は、孤独で大変かもしれないけど、でも、遣り甲斐がある仕事なんだなあ、と改めて思った。


観客に見えるのは、舞台上の彼らの姿やパフォーマンスだけだが、それを成し得る為に、陰で彼らがどれだけ努力しているか、また努力しなければ、途中で埋もれて消えてしまうということを、再確認した。



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