2011世界選手権

caltec2011-04-29



女子シングルSPに関しては、村上選手の点数が、ジャンプのダウングレードにより予想よりも大分低かったのと、(こちらはある程度予想できた)浅田真央選手のトリプルアクセルの回転不足。東京での開催予定から一ヶ月ずれているのと、震災の影響を受けてか、日本人選手の調子はいまひとつ。


そんな中、ロシアを練習の拠点としている安藤選手は、いつもと変らぬ演技内容で、手堅く2位。優勝を狙える位置に。


オリンピックから一年ぶりのキム・ヨナ選手の演技は、やはり、ジャンプの質(高さ・スピード・幅・流れ)は高いものがあり、見ごたえがあったが、PCSがあまりにも高すぎて、この高評価振りにも少しビックリ。ただフリーは長丁場なだけに、4分間コンスタントに滑りきれるか(どこまで調整ができているか)に彼女の首にかかるメダルの色がかかってくると思う。


個人的には金メダルの可能性が一番高いのは安藤選手のような気もしますが、キム選手のフリーがどう出るか、ですかね。


ペアに関しては、SPでは素晴らしい出来で、初出場ながら、最終グループ入りを果たしたトラン/高橋組。フリーではジャンプミスが残念だったが、全体的なクオリティは良かった。。あとは、ダブルツイストをトリプルに変更したり、ペアとしての力強さや独自性を押出していけば、かなり上の位置までいけるポテンシャルがあるので、今後の彼らの活躍が楽しみ。

世界フィギュア:ヨナSP首位 安藤2位 浅田は7位


【モスクワ芳賀竜也】


フィギュアスケートの世界選手権は第5日の29日、当地で女子ショートプログラム(SP)を行い、前回トリノ大会以来、1年1カ月ぶりの復帰戦となったバンクーバー五輪金メダリストの金妍児キム・ヨナ)=韓国=が65.91点で首位に立った。07年東京大会以来の優勝を目指す安藤美姫トヨタ自動車)は安定した演技で65.58点をマークして2位につけた。2連覇が懸かるバンクーバー五輪銀メダルの浅田真央中京大)は得点が伸びず、58.66点で7位。世界選手権初出場の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は54.86点で10位だった。


第4日の28日、ペアのフリーを行い、SP2位のアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が優勝。日本勢ペアとして8年ぶりに出場しSP6位発進した高橋成美木下工務店ク東京)マービン・トラン(カナダ)組は9位だった。


毎日新聞 2011年4月29日 23時08分(最終更新 4月30日 1時29分)


アイスダンスに関しては、バーチュー/モイヤー組と、デイビス/ホワイト組が他のペアから頭一つ抜け出しており、フリーの出来如何で、どちらかが金メダルを取るといった感じだろうか。


日本のリード姉弟は、シーズンベストを10点近く上回る出来で、好位置につけた。エッジの深さや、お互いの距離感、そして同調性など、今までダイナミックではあるが荒削りであった彼らの演技に、正確さや優雅さの要素が加わった印象を受けた。個人的にはアメリカ代表のシブタニ兄妹の演技に期待。

世界フィギュア:浅田、7位と出遅れ ジャンプ失敗響き


【モスクワ芳賀竜也】


フィギュアスケートの世界選手権は第5日の29日にあった女子ショートプログラム(SP)で、2連覇を目指すバンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央中京大)は、ジャンプの失敗が響いて7位と出遅れた。約1年ぶりの復帰戦となった同五輪金メダルの金妍児キム・ヨナ)=韓国=は首位発進。元世界女王の安藤美姫トヨタ自動車)は2位と健闘し、世界選手権初出場の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は10位だった。


30日にある後半フリーの滑走順は、村上が15番目、浅田が16番目、安藤は19番目に滑り、金妍児は21番滑走となった。


29日はアイスダンスショートダンス(SD)もあり、バンクーバー五輪金メダルのテッサ・バーチュー、スコット・モイヤー組(カナダ)が74.29点で1位発進。キャシー・リードクリス・リード組(木下工務店ク東京)は54.86点の13位でフリー進出を決めた。


○…アイスダンスのリード組が、SDの自己ベストを大幅に更新する健闘を見せた。昨年11月のGPシリーズ第4戦、スケートアメリカで7位に終わった後、新コーチに師事したのが実を結んだ。新たな環境で姉弟の関係も良くなり、結束が深まったという。「以前はいろいろと意見が合わなかったけど、今はまさに姉弟よ」と姉のキャシー。東日本大震災に話が及ぶと、「とても悲しい。2週間は練習に身が入らなかった」と涙を浮かべた。


毎日新聞 2011年4月30日 9時56分(最終更新 4月30日 10時24分)



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