2011世界選手権

caltec2011-04-25



全日本チャンピオンで、今季グランプリシリーズ2戦2勝なのに、小塚選手が予選から出場、というのはおかしな気がしますが、

全員予選免除の日本女子に対して、男子の免除枠は2人。前回の世界選手権の成績に基づいており、日本勢3人のうち現在世界ランキングが最も低い小塚に出場義務が生じた。


ということなんですね。去年の世界選手権に関して言えば、高橋・小塚選手ではなく、予選落ちした織田選手の成績の影響であるような気もしますが、試合会場のアイスリンクで本番を事前に滑れるというのは、自身の調子や氷との相性を見る上では、実は良いことなのかもしれません。

世界フィギュア:「格」の違い見せつけ 小塚SP進出


「格」の違いを見せつける滑りだった。今季の全日本王者でありながら、予選からの出場となった小塚崇彦トヨタ自動車)。30点近い大差を付けての予選トップ通過にも、「(SPを前に)1回経験できたことはすごく大きい」と視線は次に向く。


リストのピアノ協奏曲に乗せたフリーの演技は、冒頭わずかに乱れた。4回転トーループの着地で右手をつき、回転不足を取られた。


だが、その後はほぼ完璧。他のジャンプはすべて成功し、三つのスピンはいずれも最高のレベル4評価。「あとは思い切って(4回転を)降りるだけ」。SP、フリーに向けて楽しみを取っておいたとすら感じさせる貫禄があった。


全員予選免除の日本女子に対して、男子の免除枠は2人。前回の世界選手権の成績に基づいており、日本勢3人のうち現在世界ランキングが最も低い小塚に出場義務が生じた。


だが、「予選とはいえ、試合の一部。ここでダラダラしたくなかった」と気を抜くことはなかった。


東日本大震災の被害に胸を痛め、「自分には何ができるか考えていた」という22歳。「被害に遭った方に少しでも勇気を、という思いで滑れればいいな」。その機会は、あと2回もある。


【芳賀竜也】


毎日新聞 2011年4月25日 22時21分(最終更新 4月25日 23時57分)



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