ヤン・リーピンのクラナゾ

caltec2011-04-09



Bunkamuraオーチャード・ホールにて「ヤン・リーピンのクラナゾ」を観劇。「ヤン・リーピンの」という前書きがついていたので、てっきりヤン・リーピンメインの公演だと思っていたら、「ヤン・リーピン」はおまけで、「クラナゾ=蔵(チベット)謎」がメインであったことが公演を観て初めて判明。


前回のBunkamura・ザ・ミュージアムの「モネとジヴェルニーの画家たち」のときといい、今回の公演といい、最近の東急文化村会場のイベントは怪しいものが多い?(企業側のネーミングセンスや、売り方に関して、大疑問)


ということで、本公演はチベットの踊りや歌を通じて、文化や風習などを伝えようというストーリー仕立てのもの。親しみやすく、わかりやすいのは良かったのだが、洗練されたダンスというよりは、民族舞踊・民謡的なフォークロア感たっぷりなもの。アクロバティック スーパー エンタテインメント「CHA 〜茶〜」で感じたが、やはり中国、たーくさんの出演者で数で勝負なところはあり。


ヤクの舞が獅子舞と似ていたり、ある歌・舞が、ヨサコイそのもの(ラッセーララッセーラ)だったりと、日本の祭りと通じるものが多かった。


で、肝心のヤン・リーピンは菩薩役でちょこっと登場&最後のカーテンコール時にエキゾチックな舞を披露。この舞踏を見ると、やはり「蔵謎」と「ヤン・リーピン」のテイスト(目指す方向)の違いが歴然としていて、敢えてこの2者が一緒の公演でコラボしなくてもいいんじゃ?という感を強くした。



音 楽 : ★★☆☆☆
脚 本 : ★★☆☆☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★☆☆
舞台/衣装:★★★☆☆
満足度 : ★☆☆☆☆

(予想と全然違う内容だったので)



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