四大陸選手権

caltec2011-02-20



女子シングルですが、男子に続き、日本の1,2フィニッシュ。3位の長洲選手もアメリカ代表ながら、日本人だと考えると、表彰台全員が日本人と言ってもよく、アジア勢の活躍が目立った本大会になった。


しかし、安藤選手、今季のフリーはもの凄く強い。出場した大会で、全てフリーは1位を取っているし、グランプリファイナル以外、出場した大会全てに優勝と、かなりの勝率。オリンピックのメダリスト2名が不参戦(キム・ヨナ選手、ロシェット選手)、もう一人のメダリスト浅田選手はジャンプを改造中で本調子ではない、とはいえ、その安定感はレベルがひとつ違う状態。3月の東京での世界選手権が楽しみになってきました。

4大陸フィギュア:安藤、自己ベストで初優勝 浅田2位


フィギュアスケートの4大陸選手権は最終日の20日、台北で女子フリーがあり、全日本選手権を制した安藤美姫トヨタ自動車)がいずれも自己ベストを更新するフリー134.76点、合計201.34点を挙げ、ショートプログラム(SP)の首位を守って初優勝した。


3月の世界選手権で2連覇を狙うSP2位の浅田真央中京大)は今季最高得点のフリー132.89点をマークしたが、合計196.30点の2位で大会連覇はならなかった。3位は長洲未来(米国)。SP6位の鈴木明子(邦和スポーツランド)はフリー104.95点、合計162.59点で7位だった。


男子は高橋大輔(関大大学院)が3年ぶり2回目の優勝を果たしており、高橋と浅田が制した08年大会以来3年ぶりの日本勢アベック優勝となった。


毎日新聞 2011年2月20日 16時20分(最終更新 2月20日 19時03分))

フィギュアスケート:美姫 体調不良も200点超え!完全V


四大陸選手権最終日(2011年2月20日 台湾・台北


ハイレベルな内容で日本勢がワン・ツー・フィニッシュだ。女子フリーで、ショートプログラム(SP)1位の全日本女王、安藤美姫(23=トヨタ自動車)はフリー世界歴代2位の134・76点をマークし、合計201・34点で史上4人目の200点超えを果たして、初優勝した。世界女王の浅田真央(20=中京大)は今季2度目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)成功で、5・04点差の2位。日本の誇る2人の女王は東京で開催される3月の世界選手権(東京)へ向けて、最高の弾みをつけた。


初めてフィギュアの国際大会が開かれた台湾でも、「201・34」の得点が表示されると会場はどよめいた。体調が万全でなく薬を服用しながら出場した安藤は史上4人目となる200点超えを果たし「ベストの状態ではない中では、凄くよかったかなあ」と喜んだ。地元紙に「日本内戦」と報じられた浅田との争いも制し、4年前の世界女王はあらためて世界のトップレベルにいることを証明した。


完璧なパフォーマンスだった。最初の3回転−2回転連続をきっちり決めると、得点が1・1倍になる後半では2回転半−3回転など5つのジャンプをすべて成功。3つのスピンでも最高評価を獲得。肉体的に厳しいプログラムを「ピアノ協奏曲」の静かな調べに乗って、優雅に演じきった。


それでも満足しきってはいない。「ちょっとぐらついた。スピード感が(昨年12月の)全日本選手権と比べてなかった」と言って、演技後は舌をペロリと出して悔しがった。


今季は5戦4勝と抜群の安定感を誇っている。だが、心にはひっかかるものがある。6年ぶりに制した昨年12月の全日本選手権。翌日の新聞やテレビでは優勝した安藤以上に、復調の兆しを見せた2位の浅田がクローズアップされた。19日の記者会見では英語で「テレビなどで言っていることは関係ないと思うようにしている。スケートを楽しむことに考えを切り替えた」と語った。


実力を正当に評価されない現実。それを覆すための舞台が来月の世界選手権だ。4年前は直前に足をケガしたことで、逆に力まず演技ができ、金メダルが転がり込んだ。「今回は意識してメダルを獲れるように頑張りたい」。女王返り咲きの準備は整った。(スポニチ



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