冬季アジア大会

caltec2011-02-05



村上選手、予想通りの優勝。驚くべきは順位ではなく、彼女の点数。一位の村上選手が合計177.04点。世界選手権でも十分上位を狙える点数だと思います。


男子シングルでの無良選手、町田選手の活躍も良かったと思います。主要選手を上手に色々な大会に派遣し、経験を積ませたり、選手の世界での評価を定着させていくのも、スケート協会の重要な仕事だと思います。

フィギュア、村上佳菜子が優勝…冬季アジア大会


【アスタナ(カザフスタン)=近藤雄二】


冬季アジア大会は5日、フィギュアスケートの女子フリーなどが行われ、村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が、ショートプログラム(SP)に続いてフリーでも1位となり、合計177・04点で優勝した。


SP2位の今井遥(東京・日本橋女学館高)は2位。アイスダンスは、キャシー・リードクリス・リード組(木下工務店ク東京)が、計128・28点で2位だった。


4日に行われたフィギュアスケート男子フリーでは、SP3位の無良崇人中京大)がフリー1位となり、合計206・88点で銀メダル。SP2位の町田樹(関大)は4位。優勝は地元カザフスタンデニス・テン


(2011年2月5日22時55分 読売新聞)

村上、別格「金」 冬季アジア大会


【アスタナ=共同】


冬季アジア大会第7日は5日、当地などで行われ、フィギュアスケートの女子フリーで村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が連続3回転ジャンプを決めるなど大きなミスなく滑り、合計177・04点でショートプログラム(SP)からの首位を守り圧勝した。今井遥(東京・日本橋女学館高)も合計167・00点で2位となった。日本はアジア大会の同種目で3連覇。


◆今季8戦目 経験を力に


きりりとした表情で演技を終えると思わずガッツポーズ。トレードマークの笑顔がはじけた。初めての国際総合大会で村上はSPに続きフリーも1位となり、合計得点は自己ベストに1.55点と迫った。「すごくうれしい。全体的に本当に良かった」。日本期待の星がアジアの頂点に立った。


冒頭の2連続3回転ジャンプをきれいに決めて流れに乗った。2回転半ジャンプで軽く氷に手をついたことを除けば、目立った失敗はなかった。大人っぽい優雅な曲を、158センチの体をいっぱいに使って演じきった。


シニアデビューの今季は経験を積むため、愛知県競技会などの小さな大会にも登場した。今季8戦目は、ほかのトップ選手よりはるかに多い。「試合がなくても練習の方が大変」というように、1日の練習は6時間に及ぶこともある。注目度はうなぎ上りだが「うれしいけど、まだそこまでの実力はない」と謙虚に努力を続ける。


練習と実戦を重ねて成長を続けるホープは、シーズンの集大成となる3月の世界選手権(東京)の前にも2大会に出場する予定という。前評判通りの結果を出した16歳の高校1年生は「プレッシャーは全然なかった。次はSPもフリーも完璧な演技をしたい」と、にこやかな表情でさらなる飛躍を誓った。 


(アスタナ、共同)


東京新聞 2011年2月6日 朝刊)



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