全日本選手権

caltec2010-12-24



今日から全日本選手権が開幕。男子シングルのショートプログラムは、今季の充実振りが示すとおり、小塚選手がほぼノーミスで他の選手を大きく引き離しての首位。2位には昨年の世界ジュニアチャンピオンの羽生選手が。


織田、高橋の両選手はミスが影響して3位、4位と出遅れた形だが、フリーの演技如何によっては、表彰台を逃す危険性も出てきたように思う。優勝は小塚選手にほぼ決定したようなものだと思うが、世界選手権の代表争いを巡っての、4選手の争いの焦点は、明日の羽生選手の演技。NHK杯で彼が見せたような演技をすれば、表彰台も夢ではないと思う。

フィギュア:ほぼノーミスで小塚がSP首位 全日本選手権


フィギュアスケート全日本選手権は24日、来年3月の世界選手権(東京)最終選考会を兼ね、長野市ビッグハットで開幕した。男子はショートプログラム(SP)を行い、今季グランプリ(GP)シリーズランキング1位の小塚崇彦トヨタ自動車)が、ほぼノーミスの演技を見せ87.91点でトップ。今季シニア転向した16歳の羽生結弦(はにゅう・ゆづる)=宮城・東北高=が78.94点で2位につける健闘を見せ、GPファイナル(北京)銀メダルの織田信成(関大)は転倒が響いて77.48点で3位。昨季世界王者の高橋大輔(関大大学院)は74.78点で4位と出遅れた。


ペアは高橋成美木下工務店ク東京)マービン・トラン(カナダ)組だけが出場した。


25日にSPが行われる女子は、試合会場で前日練習を行い、大会5連覇を狙う浅田真央中京大)や16歳の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)らが入念にジャンプなどを確認した。


○…昨季の世界ジュニア王者、16歳の羽生が高橋、織田、小塚の3強に割り込んだ。冒頭のトリプルアクセルを決めると、続く2連続3回転ジャンプにも成功。目立ったミスもなく、SPの今季自己最高得点で2位に入った。三つのスピンのうち二つが最高評価のレベル4で「練習してきた成果が出た」と満足そうな表情を見せた羽生。フリーの結果次第では世界選手権の出場権を得られる可能性もあるが、「気負わずに滑りたい」と話した。


○…高橋の連覇に黄信号がともった。ジャンプは着氷が乱れ、最後のスピンはレベル2の判定。得意のステップもレベル3止まり。技術点が伸びず、SP首位の小塚に13点以上の大差をつけられた。長光歌子コーチは「調整できなかった。グランプリ(GP)ファイナルの前の体に戻してほしい」と話し、GPファイナルの前日練習で小塚と激突したときの痛みが完治していないことを示唆。しかし本人はケガについては触れず「フリーではきょうの失敗を引きずらないようにしたい」と前向きに語っていた。


毎日新聞 2010年12月24日 20時47分(最終更新 12月24日 21時52分))



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