中国杯


安藤選手のショートのトリプルートリプルですが、セカンドジャンプのトリプルループ、ダウングレードされるくらい回転不足だったかな?と少し疑問です。セカンドジャンプはループかトゥループの選択になりますが、点数は低いですが、難易度の低いトゥループの方がいいのかなあ、、


男子シングルは、小塚選手が頭ひとつ抜きん出ている印象を受けました。オリンピック・世界選手権を経験して、立派に成長した感があります。

フィギュアスケート:逆転Vへ2・65点差…美姫“攻めて”SP3位 


フィギュアスケートGPシリーズ第3戦、中国杯第1日は5日、北京で行われ、女子ショートプログラム(SP)で07年世界選手権女王の安藤美姫(22=トヨタ自動車)が56・11点で3位につけた。今季からSPに入れた3−3回転のコンビネーションジャンプは回転不足となったが、首位の長洲未来(17=米国)に2・65点差で逆転Vを射程圏に入れた。昨年の中国杯を制した鈴木明子(25=邦和スポーツランド)は57・97点で2位。男子SPでは小塚崇彦(21=トヨタ自動車)が77・40点でトップ。町田樹(20=関大)は66・78点で7位だった。


笑顔の交じった微妙な表情が、内容そのものを示していた。冒頭の3回転ルッツ−3回転ループに挑戦し、着氷。しかし、ループが回転不足の判定を受け、中盤のダブルアクセルも乱れた。「もったいないミスだった」。だが、昨季までなら安全策をとった場面で、攻めたことが何よりの成長だった。


「楽しく挑戦する」。バンクーバー五輪まで演技の完成度を重視してきた安藤が、掲げた今季の目標がそれだった。本来、4回転という大技が武器だった“ジャンプの安藤”への回帰。前日から右腕にしびれを感じ「(直前の)6分間練習でも(3−3回転が)跳べなくて不安だった」というが、逃げることなく大技に挑んだ。「強気でやったし、気持ちをコントロールできたのが良かった」と満足感も口にした。


今季はニコライ・モロゾフ・コーチとともに米国からロシアに拠点を移した。さらに記録的猛暑などでラトビアに移動するハプニングもあった。それでも「(五輪という)重圧を背負わず、スケートを始めたころのように」という純粋な気持ちで環境の変化も克服した。


日中関係が悪化した状況での試合で、地元記者にはリンクの雰囲気を問われたが、「正直、少し心配したけど、中国の人も“ミキ!!”と言ってくれて、凄く落ち着いてできた」と笑って答える余裕もあった。


首位とはわずか2・65点差。フリーは基礎点が1・1倍となる後半に5度のジャンプを組み込む“挑戦”が盛り込まれる。「あすはもっとスピードを上げていきたい」。07年世界選手権女王の復活、ではない。新たな安藤のアピールには、逆転優勝こそがふさわしい。(スポニチ


(2010年11月6日)



人気ブログランキングへ