バルセロナ


バルセロナ観光2日目。今日はバルセロナ観光のハイライトとも言える、サグラダ・ファミリアを見ることにした。一つ一つに当初予定よりも多くの時間を費やしてしまったため、今日は結果として、世界遺産モデルニスモ建築を散策する一日となった。


【 本日の行程 】

ホテル →→ サンツ・エスタシオ駅 →サグラダ・ファミリア駅 →サグラダ・ファミリアサン・パウ病院→ オスピタル・デ・サン・パウ駅 →→ レセップス駅 →グエル公園→ レセップス駅 →カタルーニャ駅 →→ 散策 →→ ホテル


サグラダ・ファミリア世界遺産(ガウディ博物館との共通権:13€)


朝10時少し前、バルセロナ観光の一番の目的であるサグラダ・ファミリアに着く。とにかくデカイ。近くに行くと見上げないとその全貌がわからないくらいだ。入り口は並んでいたが、それ程待つことなく中へスイスイと入れる。


入り口は「受難のファサード」から。ゴツゴツとして角ばった彫刻によって、キリストの死と埋葬の様子が表現されている。でも良く見るサグラダ・ファミリアの姿と違う(後でわかるが、良く目にする「生誕のファサード」は「受難のファサード」の反対側)。中に入ると、工事真っ最中で、わずかに完成しているファサードのステンドグラスを見るくらいしか見所がない。まさに工事をしている現場をなかなか見れないことは確かであっても、それが見どころかといわれると少しつらいところはある。サグラダ・ファミリア、外から見るべきで(まだ完成していないため)中からは見るべきものではないのかもしれない。


と、ここでエレベーターの前に並ぶ列が目に入る。リフト代2.5€(別途料金)。でも、内部がこんな状態では、さすがに来た意味を見出しづらく、かつやはり高いところには登ってみるべきでしょう、、ということで、エレベーターの列に待つこと45分。やっとこさエレベーターに登る順番が回ってくる。7〜8人程でエレベーターはいっぱいになり、徐々に鐘楼の上へと登っていく。鐘楼の上は確かにスペースが狭いので、降りてきた人の数分、上に登らせるという方法は間違ってはおらず、事故が起こらないためには、少人数での登塔は全うな選択かもしれない。


さて、鐘楼に登って一言。やはり鐘楼登るべきです!塔の上からはバルセロナの街が一望でき、かつ、建築中の教会の屋根の部分や、鐘楼の上の飾り(フルーツをかたどっていたりするらしい)を見ることができる。しかし、高い。。 そしてガウディの独特のこのフォルムをよくぞまあ、建築しようと決めたものだ、といまさらながらにビックリする。


鐘楼の上からは螺旋階段を降りてくるしかないのだが、途中の窓から外が見えたり、外に出られる場所があったりして、違った高さからサグラダ・ファミリアの風景を楽しむことができる(しかし、日本だと柵を設けるが、外国だと柵がないから、かなりの高さから真下を見るので、結構怖い)。なんだかんだ言いながら30分ほどかけて鐘楼の上から下まで降りてきた。時刻はいつの間にか12時。


教会の中をさくっと見て外に出ると、そこに待ち構えていたのが有名な「生誕のファサード」。キリストの誕生の様子が表されているが、その上に施されている「生命の木」の彫刻がとても印象に残った。


教会の地下はサグラダ・ファミリアの設計図や模型を展示するスペースになっており、ここで目にするサグラダ・ファミリアの完成の全貌を見て、その奇想天外さというか、自由奔放さにビックリする。いまさらながらだが、ガウディ、やっぱり天才なんだなあ、と、再認識。


サグラダ・ファミリアを後にしたのが、なんと2時過ぎ。4時間以上もここで費やしたことになる。


サン・パウ病院世界遺産


サグラダ・ファミリアから斜めに上に伸びる道を5分ほど歩くと、前日見たカタルーニャ音楽堂の建築家、ドメネクの設計した「サン・パウ病院」に行き着く。当初は12:15からの英語ガイドツアーに参加しようと考えていたのだが、サグラダ・ファミリアに予想以上の時間を費やしてしまっため、ツアーではなく、個人で見ることにする。と言っても、一般に開放されているのは、入り口の建物と、右横にある大きな建物の2箇所のみ。それ以外は「(今も依然として使われている)病院なので、一般開放はしていない」とのこと。とはいっても、ドメネクの設計した病棟の多くは、今は使われておらず、中を修復している最中だった。 全体のトーンが統一された、ひとつの共同体としての総合建築なんだな、という印象を受けた。


グエル公園世界遺産


サン・パウ病院を後にして、グエル公園に向かう。地下鉄レセップス駅を下り、近所のおばさんにグエル公園の行き方を聞くと、わりとすぐの坂を上に上がることを教えられる。エスカレーターがあるから、楽だよと。その言葉通り、坂の頂上付近にエスカレーターがあり、それを登っていくと、グエル公園に着いた。


が、目の前にあるのは、サボテンが生えた丘に土の道で、ガイドブックで見たグエル公園とは似ても似つかない姿。道なりに沿って歩いていくと、バルセロナの街が一望できる頂上には着く。十字架が掲げられたこの頂上から下を見下ろすと、、人が集まっている場所があり、そこがガイドブックで目にするグエル公園の一部であることがわかった(どうやら、公園全体がガウディの創作物で埋められているわけではないようだ)。


丘の頂上から下に下りていくと、モザイクタイルの椅子に縁取られた広場に出る。そしてモザイクの淵に座って下を見ると、実は自分が居るのが、列柱廊の上にできたスペースであることがわかった(中央広場というらしい)。うーむ、なんと言う斬新な発想だ。中央広場の下はパフォーマーたちのイベントスペースになっており、ベリーダンスを踊るもの、ギターを演奏するもの、クラシック音楽のトリオ(バイオリン、チェロ、(電子)ピアノ)、絵文字を描くアーティストなど、様々なパフォーマンスを見ることができる。グエル公園の中にはガウディが住んでいた建物が博物館として公開されており、サグラダ・ファミリア聖堂で購入した共通券で中に入ることができた。(ま、これはおまけみたいなもので、あまり値段ほどの価値はなかった)


グエル公園出ると、7時。このままホテルに直行するのも芸がないので、カタルーニャ広場まで地下鉄で戻り、街を散策した。ここで、タンタン(Tintin)のカタルーニャ語版をめでたくゲット! これで、22カ国目のTinTinの絵本になった


→参考までに・・・
 我が家にある各国のTINTINの絵本

   日本語

   英語

   フランス語

   オランダ語 

   ドイツ語

   イタリア語

   スペイン語

   カタルーニャ語(★本日ゲット)

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