トップランナー

caltec2009-07-10



今日のNHKトップランナーのゲストはキマグレン。実は、彼らの歌声はCMで聴いて知っていたが、この番組を見るまで、その歌を歌っているのがキマグレンというデュオであることも、彼らの存在も全く知らなかった。


番組のHPによるキマグレンの紹介文は下記の通りだ。

ミュージシャン キマグレン


2008年、メジャーデビューするやいなや、シングル『LIFE』で大ブレイク。神奈川県逗子市育ちの友人2人、ISEKIとKUREI。彼らは2005年から逗子海岸で、海の家・兼ライブハウスを経営している。
当初、出演ミュージシャンを呼ぶ事も、観客を動員することもままならなかった2人だが、今では「ミュージシャン」と「経営者」の2足のわらじを見事はきこなしている。2つの夢を追い続ける彼らの熱い生き様に迫る。


この番組をみて驚いたのは、彼らがミュージシャンでありながら、夏の家兼ライブハウスの経営者であるということ。好きな音楽と、好きな海と、両方をビジネスとして両立するという「夢」を叶えている彼らの「夢」に対するコメントがとても印象に残った。


夢は実現するためにあるものであって、一つの夢を叶えてもまた次の夢を追って日々生きていくということ(ISEKI)。夢は別に必ずしも持つ必要があるものではない、誰でもいつか必ずやりたいことが見つかる(KUREI)。この言葉は、彼らの思ったまま、感じたままの素直な言葉なのだろう。そのせいか、二人の生き方や歌のパフォーマンスに体現されている気がした。


インタビューコーナーの中で「オフの日は何を過ごしているか?」という質問に対して、「オフはない」と答えたのも印象に残った。自分達の好きなこと(海の家兼ライブハウスの経営と音楽活動)を続けていくためには、常に「好きなこと」を実現するためにすべき様々なことと向き合っていかなければならない。それはライブハウスに出演してもらうアーティストへの出演依頼だったり、スタッフ集めだったり、海の家の設営だったり、資金繰りだったり、そして楽曲作りだったり、、実は、八面六臂の活躍をしているのだ。


「今日は10時終わりの予定が、8時に終わった。このフリーになった2時間がキマグレンとしてではなく、過ごせる時間」という程、いろいろなことに追われている二人。この何年か、なかなか経験の出来ないことをして、多くのものを彼らは得たと思う。彼らが今後も音楽活動を続け、かつ海の家の経営を続けていくかどうかはわからない。ISEKIの言うように、ひとつの「夢」を叶えても、また別の「夢」や「やりたこと」を人は見つけ、それを叶えようとしているからだ。ただ言えるのは、一つの「夢」や「やりたいこと」に向かって真剣に取り組み、それを達成した人は、次の「夢」や「やりたいこと」をもまた叶えていく力があるということだ。


若さっていいな。恐れることなく、何かに向かって突き進んでいくって素晴らしいな。大変だけど、でも楽しさや喜びもまた人一倍多いだろうな、などと、いろいろと番組を見ながら考えた45分だった。



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