ウィンブルドンテニス：女子シングル
思わず、ＮＨＫの総合テレビ、深夜遅くまで観てしまいました。
結果として負けてはしまいましたが、13年ぶりの復帰で、あの内容のテニスをするとは伊達選手、凄すぎです！ ウィンブルドンの前哨戦、イーストボーンで優勝した絶好調のウォズニアッキを相手に、第一セット、第二セットの前半までは完璧という内容のテニスを展開していたと思います。
ただ、伊達選手の早い展開に相手が慣れてきて、その結果、伊達選手が振り回されるようになってから、、、立場が180度変ってしまったのが、ウォズニアッキがベスト10の選手である証でしょうか。
もう少し踏ん張れれば勝てたのでしょうが、かつて世界のベスト４であった伊達選手なので、その辺の上位選手の底力の怖さというものは充分分かっていたのだろうなあ、わかっていたからこその、最後の笑顔だったのかなあ、と思います。
しかし、惜しかったです。第二ゲームあと１ゲーム先に彼女がとっていれば、いやあと１ポイント取っていれば、ネットインしなければ、、、あの勢いのまま押し切ることも可能だったはずです。 うーん惜しい。。。
でも、久々にテレビに向かって「よし！」と叫んでいるcaltecでした。（彼女にとっては相性のいい）全米も出るのかな？
テニスの４大大会第３戦、ウィンブルドン選手権は２３日、ロンドン郊外のオールドイングランド・クラブで第２日があり、女子シングルス１回戦で主催者推薦で出場したクルム伊達公子（３８）が、第９シードのキャロライン・ウォズニアッキ（１８）＝デンマーク＝に敗れ、４大大会で１３年ぶりの勝利はならなかった。９６年に引退したクルム伊達は昨年４月に現役復帰。今年の全豪オープンは予選から勝ち上がったが１回戦で敗退。全仏オープンは左ふくらはぎ痛で予選１回戦を途中棄権していた。
（asahi.com 2009年6月23日22時12分）
３８歳伊達、１８歳に逆転負け １３年ぶりの聖地 飾れず
敗戦の瞬間、負けず嫌いのクルム伊達が笑っていた。
２０歳年下で世界９位の新鋭に、創意工夫のテニスで対抗した。だが照りつける太陽の下で体力を奪われ、フルセットの末の逆転負けを喫した。
ウォズニアッキは身長１７７センチでパワーがある。「真っ向勝負してもダメ。自分のやりかたで切り開く」。対戦が決まった後、低く打ちにくい球を返す策を突き詰めた。１３年前の準決勝でシュテフィ・グラフ（独）に挑んだ時と同じ戦法だ。コートに置いた目標物に、バックのスライスで当てる練習を繰り返した。
弾まない球が１８歳を翻弄（ほんろう）した。伊達はネットにも積極的に出る。第１セット第１２ゲーム。３度目のセットポイントをものにした。「カモン」。ウィンブルドンの青空に、伊達の甲高い声が響いた。
「第２セットの最初まではパーフェクト」と伊達。３―１になったころから相手が対応し始めた。同時に疲労が３８歳を襲う。最終セット途中、伊達の両足はけいれんし、治療を受けても、もう足は動かなかった。第３ゲームから５ゲーム連続で落とし、すべては終わった。
カムバック後の４大大会初勝利はかなわなかった。「まさか、またこの芝の上に立てると思わなかった。充実感とともに、足りない部分を克服しないといけないという思いがあります」
負けは負け。だが１３年前同様、伊達の挑戦者魂は芝の聖地に刻まれた。（篠原大輔）
ウォズニアッキ
「彼女（伊達）の存在は（伊達が昨春に）復帰して以降、知った。９６年の準決勝に出たんでしょ？ 日本では大きな存在だし。復帰して高いレベルで戦えるのは素晴らしいこと」
（asahi.com 2009年6月24日11時12分)
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