新型インフルエンザ、フェーズ6に


5/22のブログで「マスクがない・・」と書きましたが、翌週には国内での新型インフルエンザ騒動は鳴りを潜め、いつの間にかマスク姿の人々を見かけることも少なくなってきたと思っていた矢先。。。こんなニュースが。

新型インフル>警戒度6「世界的大流行」宣言…WHO


ジュネーブ澤田克己】


世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は11日夕(日本時間12日未明)、新型インフルエンザの警戒度を現行の「フェーズ5」から、世界的大流行(パンデミック)を意味する「6」へ引き上げると発表した。インフルエンザのパンデミック発生は、世界中で約100万人が死亡した1968年の香港風邪以来41年ぶり。


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◇41年ぶり「大流行」


チャン事務局長は会見で「感染の状況はフェーズ6の条件を満たしている」と話し「今後の感染の拡大は避けられない」とした。同日開いた専門家による緊急委員会や、前日までの各国との協議を総合的に判断してフェーズ6を宣言した模様だ。


ただ、現段階ではウイルスは大きな変異を起こしておらず、特に治療の必要がない程度の軽症患者が多い。事務局長は「(新型インフルエンザは)重症度からみると世界的に中等度となっていると言える」とし「国境封鎖や旅行・貿易の制限はしないよう」呼び掛けた。


現行規定に基づくフェーズ6引き上げの条件は、世界の複数地域で「地域社会レベルの持続的感染が起きている」ことだ。メキシコと米国に加え、日本や英国などで感染が拡大したうえ、これから冬に向かう南半球のオーストラリアで感染が1200人以上と急拡大していることを重視したとみられる。


WHOは5月の総会時、パンデミック宣言がもたらす社会的混乱を恐れる日本や英国などからの反発を受けて、基準見直しを表明していたが、その後、軌道修正を図っていた。


WHOは4月24日、メキシコで豚インフルエンザ感染を疑われる死者が多数出ていると発表。「フェーズ3」だった警戒度は、同月27日に新型インフルエンザ発生を意味する「4」、29日にパンデミックが目前に迫っていると警告する「5」へと引き上げられていた。WHOによると感染者は世界で2万7737人、死者は141人にのぼっている。


(6月11日23時22分配信 毎日新聞 最終更新:6月12日1時33分)


ただ、国内で感染者が出てはいるものの、症状を見る限り軽度なものであるためか、SARS鳥インフルエンザのときよりもニュースでの取り上げられ方は小さいような気がします。


でも、パンデミックであることには変わりないんだよね。。。


ちなみにパンデミックとは(Wikiより)

エンデミック(地域流行)
地域的に狭い範囲に限定され、患者数も比較的少なく、拡大のスピードも比較的遅い状態。この段階ではまだ、いわゆる「流行」とは見なされないこともあり、風土病もエンデミックの一種に当たる。


エピデミック(流行)
感染範囲や患者数の規模が拡大(アウトブレイク)したもの。比較的広い(国内〜数カ国を含む)一定の範囲で、多くの患者が発生する。


パンデミック(汎発流行)
さらに流行の規模が大きくなり、複数の国や地域に亘って(=世界的、汎発的に)、さらに多くの患者が発生するもの。



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