made in Cassina 展

caltec2009-05-21



六本木ヒルズ、森アーツセンターギャラリーにて「made in Cassina」展を観る。


Cassinaって、家具メーカーの名前で、デザイナーの名前じゃないよな?と思いながら、ル・コルビジェやスタルクの椅子に惹かれながら、本展覧会に臨んだ。


本展覧会のHPによると。。。

メイド・イン・カッシーナ展


アート?家具?


300年以上の歴史を持つモダンファニチャーブランド『カッシーナ』。


本展は、カッシーナに受け継がれてきた豊かな創造力によるものづくり〈 La qualità del fare 〉の哲学をご覧いただく展覧会です。


約100 点のチェア、テーブル、ソファ、解体したやプロダクト、プロトタイプの他、写真・図面・映像などをふんだんに盛り込み、カッシーナの家具を実際に体感するコーナーも設けます。
カッシーナの家具を日常生活で使うことによる満足感はこのブランドだけが持つ限りない魅力から得られる特別なものです。


ますます高度に情報化が進んだ現代に於いて、その確固とした哲学をご紹介する本展は一層重要な問いかけとなり、皆さまの記憶に残ることでしょう。


会場の構成は大きく2つに分かれている。ひとつがCassinaのプロダクトの展示。デザイナー毎に作品が陳列され、解説を読み、家具を実際に目の当たりにすることで、そのデザイナーの特徴を掴むことができる。


もうひとつが映像コーナー。特に良かったのが、Cassinaの製品に実際に座りながら、映像(デザイナーのインタビューや工房の様子を写したものが中心)を見ることが出来る。この映像を見ることで、今までただのプロダクトとしか映らなかった椅子が、急に芸術作品に思えてきたから不思議だ。caltecはコルビジェのLC2に座りながらこの映像を見ていたが、LC2、欲しい椅子の一つなんだよなあ。。 高いけど。。


一番欲しいな、と思ったのがテオドール・ワッデルのテーブル。30万円ちょっと。。。その他にもペリアンのヴェンタリオというテーブルやスタルクのプリヴェというソファなど、いいな、と思う家具がたくさんあった。 うん、Cassinaのいい顧客になるかも。。。


残念だったのは、カタログ(図録)が充実していなかったことで、一番いいな、と思ったのが、カッシーナ社の製品カタログだったのは、ちょっと興醒め。。。 しかも、しっかりと1500円ちょっとの値段取ってるし。いろいろ知りたかったこともあったので、こちらの本を購入しました。



企画力  :★★★☆☆
展示方法 :★★★☆☆
作品充実度:★★★★☆
満足度  :★★★★☆



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