グランプリシリーズ ファイナル

caltec2008-12-12



小塚君、やってくれました。しかし、今シーズンの小塚君は安定しています。明日のフリーの結果が楽しみです!


気になる女子シングルの方ですが、ルッツがシングルになったキムヨナ選手と、トリプルフリップトリプルループのループがダウングレード判定された浅田選手の点差がほとんどなかったのには驚きました。基礎点的には3点弱ほど浅田選手のほうが高いのですが、各要素への加点が反映された結果、2人技術点の差が0.2点。。。 キム・ヨナ選手がジャンプをパーフェクトに飛べば、彼女の優勝は固いのかなあ。。。うーむ。

真央SP2位 小塚は同首位 GPファイナル


【フィギュアGPファイナル】


フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは12日、当地の高陽アイスアリーナで開幕し、第1日は男女とペアのショートプログラム(SP)、アイスダンスオリジナルダンス(OD)が行われた。


女子は浅田真央(愛知・中京大中京高)が65.38点で2位、中野友加里プリンスホテル)が62.08点で3位、安藤美姫トヨタ自動車)が55.44点で5位につけた。史上2人目の3連覇を狙う金妍児キム・ヨナ、韓国)が65.94点で首位。


男子は小塚崇彦トヨタ自動車)が83.90点でトップに立った。2位はジェレミー・アボット(米国)で78.26点、3位はブライアン・ジュベール(フランス)で74.55点。アイスダンスはイザベル・デロベル、オリビエ・シェーンフェルダー組(フランス)が首位。ペアはアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が首位で、川口悠子アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)は最下位の6位スタートとなった。


○…中野友加里がほぼノーミスの演技を見せ、自己ベスト(61.10点)を更新する62.08点で3位につけた。


「今季一番のSPだと思う。3位に入れて驚いている」とホッとした様子。練習熱心さには定評があるが、NHK杯の後は短時間で密度の濃い練習をすることを心がけ、「ファイナルに来られたことだけでもうれしい」という。3位だった05年以来3年ぶりの表彰台が見えてきた。


安藤美姫
(3回転ルッツで転倒し5位) 久しぶりの1番滑走で緊張した。失敗しないように守りに入るのでなく、思い切ってやろうと思った。(フリーで)4回転サルコウを入れるかどうかはコーチと相談して決めたい。


毎日新聞 2008年12月12日 20時11分(最終更新 12月12日 22時35分))

真央、3年ぶりV射程圏に ミスなく自信回復

【フィギュアGPファイナル】


18歳のライバル同士の今季初対決で、浅田真は金妍児にSP首位の座を譲った。だが、わずか0.56点差。3年ぶりの優勝を射程圏にとらえた。


冒頭の3−3回転連続ジャンプは二つ目が回転不足となったものの、その後はほぼノーミス。全体的にスピード感にやや欠けながらも今季自己最高得点をマークした。試合後の浅田真はやや硬い表情だったが、「明日(のフリー)につながるいい演技と思う。(回転不足も)もっと高く上がれば認定されると思う」と強調した。


今季初戦のフランス杯でジャンプミスが相次いでスランプに陥った。しかし、優勝したNHK杯に続いて大きなミスなくこなし、すっかり自信は回復した。フリーに向けて「NHK杯よりいい演技をしたい」と誓う。


金妍児は冒頭に高い3−3回転連続ジャンプを決め、3度のスピンはすべて最高のレベル4と認定。表現力などを問うプログラム構成点で浅田真を0.76点上回った。だが、3回転ルッツが1回転になるミスがあり、SP首位は「地元判定」の採点に救われた面は否めない。


演技直後は涙を浮かべ、採点が表示されると笑顔に。「初めて韓国での国際大会出場で神経質になった。少しミスはあったが、他が良かったのでいい結果になった」と胸を張った。


両者のシニアでの対決は2勝2敗。ともにSPでは課題を抱えた。「GP女王」の座を巡るライバル対決は、最後まで目が離せない。


【来住哲司】


毎日新聞 2008年12月12日 21時21分(最終更新 12月12日 22時48分))

急成長・小塚が完ぺきな演技 偉業目前に


19歳の新鋭の勢いは止まらない。今季急成長の小塚が完ぺきな演技で自己ベスト(80.10点)を更新する83.90点を出し、SP首位に躍り出た。


冒頭の3−3回転連続ジャンプ、さらにトリプルアクセル(3回転半)と成功。3度のスピンはすべて最高のレベル4と認定された。「ジャンプを跳ぶ前は不安があったが、跳ぶごとに落ち着いてきた。スピン、ステップもすべてクリーンにこなせた」と満足そうに振り返った。


10月下旬のスケートアメリカでGP初制覇を果たし、11月中旬のフランス杯でも2位。「SPの3−3回転連続ジャンプが昨シーズンは3−2回転になっていたが、今年はきちんと跳べているのが大きな違い」という。5歳の時から68年グルノーブル五輪代表の父嗣彦さんに教わってきたスケーティング技術には定評があり、ジャンプの確実性が高まれば飛躍は当然の結果だ。


日本男子勢として、05年ジュニアGPファイナルを初めて制し、06年世界ジュニア選手権では史上3人目の優勝。フリーに向けて「演技がうまい人が一番になるので、自分の演技に集中するだけ」と平常心を心がける。日本男子初のGPファイナル優勝の偉業達成が、目前に迫ってきた。


【来住哲司】


毎日新聞 2008年12月12日 22時55分)



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