夏頃から王宮前でのデモなどが起こっていましたが、ついにここまで来ましたか。。。


マンペンライである種いい加減、ゆるさ満載なのは、タイのいいところでもあり、逆に悪いところでもあるのですが、今回はその悪い面が出た気がします。


一昨年あたりから、年末のバンコク市内での爆弾テロや、軍による空港閉鎖など、ちょこちょこと似たような事象は起こっていますよね、何はともあれ政治(政権)の安定をはかることが第一だと。。

<タイ>「説明なし」に怒る観光客 バンコク国際空港占拠


バンコク栗田慎一】


「ほほ笑みの国」として世界各国から観光客を集めるタイの玄関口の大混乱――。反政府団体「民主市民連合」によるバンコクスワンナプーム国際空港不法占拠から一夜明けた26日、航空便の運休で空港に足止めされた数千人の外国人旅行者らは、ようやく午後になって空港当局の用意したバスでバンコク市内に移動し始めた。旅行者は「何が起きたのか、空港当局から説明もなかった」と、うんざりした表情でバスに乗り込んだ。


同空港は、タイへの訪問客のほか、アジア各地や欧州などへの乗り継ぎ客が利用するアジア最大規模のハブ(拠点)空港。06年9月に開港したばかりで、成田空港の3倍の敷地面積を誇る巨大施設だ。


国王のシンボルカラーの黄色いシャツを着た数千人の占拠参加者には26日、主催団体から食料や飲み物が次々と差し入れられ、有名歌手による臨時コンサートが空港前で続くなど、抗議活動はなごやかなムードで続いた。


だが「置き去り」にされたのが空港を利用する旅行者だ。空港当局は25日午後9時(日本時間同11時)ごろ、空港の閉鎖を発表。しかし旅行者によると、状況を説明すべき職員らも同時に姿を消してしまったという。


「旅行者同士の口伝えで反政府団体の占拠を知った。空港や航空会社からは何の情報もないまま、待合室で一夜を明かした」。山口県下関市の造船会社技術者、上野徹さん(46)は、市内行きのバスを待つ長い列の中でため息をついた。


旅行中のさいたま市の女性会社員(27)は「乗り継ぎのために到着した直後から空港内に閉じ込められ、理由説明もないまま、空港内をあちこちたらい回しにされた」と疲れた表情で話した。


バスの手配をしていた空港職員は「説明したいが、情報がない」と肩をすくめた。これを聞いた家族旅行のドイツ人、クラス・ウィルビシュさん(43)は「レストランも閉鎖し、飲まず食わずだ。これが東南アジア最大のハブ空港の対応か」と怒りをぶちまけた。


毎日jp 2008年11月26日 22時06分)



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