フランス杯

caltec2008-11-16



フリーですが、日本勢は男子(小塚)・女子(浅田真央)ともに2位という結果になりました。


小塚君は検討したと思います。パトリック・チャンとのライバル対決は「表現力」の差で相手に軍配が上がった、という印象を持ちました。手の表情付けなど、小塚君の表現力は去年よりもアップしているので、あとはフリーレッグの使い方とか、細かなところにまで気を配れるようになるとPCSの方も点数がグッと出てくると思います。何はともあれ、グランプリファイルなる出場おめでとうございます。


女子シングルに関しては、浅田(真央)選手のプログラムが難しすぎ! オリンピック前の荒川選手のプログラムも同様でしたが、技・ステップなどが色々と詰め込まれすぎて、完璧にこなさないと、どこかでボロが出て点数が出ないのがタラソワコーチのプログラム。世界の荒川でさえ完璧にこなすのが難しかったタラソワコーチ作のプログラムを滑りこなせるのか、浅田選手の力量が試されるところです。


彼女が「今年は挑戦の年」と語るように、オリンピックのプレシーズンにレベルの高いプログラムに挑み、自分の限界に挑戦することは良いことだと思います。あまり良い例えではないですが、優勝したロシェット選手などはある程度完成されているところもあり、伸びしろはそれほどないだろうし。。 ただ、フリーの「仮面舞踏会」の曲ですが、あれ、個人的に嫌いなんですよね。タラソワコーチ、選曲のセンスはイマイチだといつも思います。

フィギュア:今季初戦の浅田真は2位 GPフランス杯


フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、フランス杯最終日は15日、パリで行われた。


<男子シングル>


男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)2位の小塚崇彦トヨタ自動車)はフリーも2位の合計230.78点で2位だった。第1戦のスケートアメリカに続く優勝を狙った小塚は、最初の4回転ジャンプで転倒し逆転はならなかったが、12月のファイナル(韓国・高陽)初進出は決めた。


優勝は第2戦のスケートカナダの覇者、パトリック・チャン(カナダ)でSP、フリーともに1位の238.09点。(共同)


<女子シングル>


今季初戦だった世界女王の浅田真央(愛知・中京大中京高)は、女子ショートプログラム(SP)2位からの逆転を狙ったフリーも2位にとどまり、合計167.59点で2位に終わった。


ジョアニー・ロシェット(カナダ)が180.73点で今季GP2連勝、12月のファイナル(高陽=韓国)進出を決めた。


浅田真は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をかろうじて降りたが、その後はジャンプで転倒や回転が抜けるミスを重ねた。4年連続のファイナル進出を目指し、28日からの第6戦、NHK杯(東京)に出場する。


◇浅田真、得意のジャンプがフリーも乱れる


悔しさで涙があふれそうになるのを必死にこらえた。「ジャンプを跳ばないと何も始まらない」。世界女王として臨む浅田真の新シーズンは厳しい船出となった。


得意のジャンプが前日のSPに続いて乱れた。最初の3回転半を跳んで拍手を浴びたのもつかの間、続く単発のループは2回転に。終盤も今季から取り入れたサルコーが1回転となり、バランスを崩して転倒。2連続3回転はSPと同様に3回転−1回転になった。


公式練習では復調ぶりを示していたが「試合になると練習のようにうまくいかないことが多い」と話す。昨季も序盤の苦戦から立ち直った。「どんどん試合をやっていくことで、自信を持ってできるようになると思う」と懸命に前を向いたが、あまりの不調にショックは隠しきれなかった。


すでにファイナル進出を決めたライバル金妍児(韓国)は連勝した今季のGP2戦で、ともに190点台をマークした。今回の浅田真は167.59点。対等に戦うための課題は山積みだ。


2週間後のNHK杯まで日本で調整する予定を変更し、今季から師事するタチアナ・タラソワ・コーチとモスクワで立て直しを図る。「マオが順当なら、あなたたち(記者)も書くことがないでしょう。これから面白くなる」と同コーチ。18歳の真価と、ベテラン指導者の腕が試される。(共同)


◇ロシェット、今季GP2連勝


ロシェットは13点以上の大差で浅田真を抑え、今季GP2連勝。4シーズンぶりとなるファイナル進出も決めた。


3回転ジャンプが1回転になったことが数少ないミス。第2戦スケートカナダでの自身の合計得点は下回ったが、リラックスして滑るという目標を達成し「うれしい」と素直に喜んだ。(共同) 


▽女子 
(1)ジョアニー・ロシェット(カナダ)180.73点(ショートプログラム59.54、フリー121.19)
(2)浅田真央(愛知・中京大中京高)167.59点(58.12、109.47)
(3)ザン(米国)156.54点(51.76、104.78)


アイスダンス


アイスダンスはイザベル・デロベル、オリビエ・シェーンフェルダー組(フランス)が、ペアはアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が制した。(共同)


アイスダンス 
(1)イザベル・デロベル、オリビエ・シェーンフェルダー(フランス)184.81点(規定37.98、オリジナルダンス55.23、フリー91.60)
(2)ファイエラ、スカリ(イタリア)179.58点(34.46、55.79、89.33)
(3)S・ケア、J・ケア(英国)176.96点(32.32、55.52、89.12)



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