フランス杯
注目の浅田真央選手の今シーズン初の国際大会となったフランス大会ですが、ちゅっと苦い初戦となってしまいました。今年のSPの曲はドビュッシーの「月の光」。ゆったりとしたプログラムに乗り優雅にそしてダイナミックに滑る浅田選手でしたが、音楽とジャンプのタイミングが少し合っていなかったように思います。調整次第なんでしょうが。。。
SPトップに立ったロシェット選手は手堅い。プログラム構成、ジャンプ・スピン・ステップの各要素、そして振付。こうした各要素の引き出しが、彼女の中ではある程度揃っている時期だと思います。これらの引き出しを、その時々で色々組み合わせ表現できる「完成された」ステージに彼女は今いるのかな、と昨シーズンあたりから思いながら彼女の滑りを見てきました。別の表現で言えば、もうプロになってもいいスケーターだと思うので、いい花道を飾って次のステージに移行してもいいのかなあ。それが世界選手権なのか、オリンピックなのかはわかりませんが、そろそろ世界の桧舞台で表彰台に上がってもいい頃だと思います。
フィギュア:浅田真は2位 GP仏杯・女子SP
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、フランス杯第1日は14日、パリで行われた。
<女子シングル>
女子ショートプログラム(SP)で今季初戦の世界女王、浅田真央(愛知・中京大中京高)はジャンプでミスが相次ぎ、58.12点で2位だった。第2戦のスケートカナダを制したジョアニー・ロシェット(カナダ)が59.54点で首位に立った。
<ペア>
ペアSPは昨季の世界選手権優勝のアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が68.18点でトップ。
<アイスダンス>
アイスダンスは規定とオリジナルダンスを終え、イザベル・デロベル、オリビエ・シェーンフェルダー組(フランス)が93.21点で1位となった。
(パリ共同)