スケートアメリカ
今シーズンのフィギュアスケート、グランプリシリーズの開幕戦、スケートアメリカ。男女ともアメリカのトップスケーターが参加する本大会であるだけでに、ごても豪華な面子が揃った強豪大会となった。
男子シングルのSPだが、小塚選手、やってくれました。ライザチェック、ウィアーと僅差での3位スタート。表彰台を狙える位置につけています。技術点での好評かだけではなく、表現面でもいい点数をもらっているのが、今シーズンの彼の成長のポイントかなあ。フリーが楽しみになってきました!
フィギュア:男子SPで小塚が3位に スケートアメリカ
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカは24日、米エバレットで開幕した。
<男子シングル>
男子ショートプログラム(SP)で小塚崇彦(トヨタ自動車)が自己最高を大きく更新する80.10点をマークして3位につけた。エバン・ライサチェク(米国)が81.30点で首位。
◇小塚、フリーで4回転に挑む
男子SPで会心の演技を見せた小塚は「うれしさが込み上げてきた」とガッツポーズ。2連続3回転やトリプルアクセル(3回転半)などすべてのジャンプを正確に決め、ステップやスピンでも高得点を引き出した。初出場で8位と健闘した3月の世界選手権でマークした自己最高を9.19点も上回った。
公式練習ではステップで転倒するなど緊張が感じられたが、本番は堂々たる滑り。「世界選手権でハイレベルな選手と争っていい勉強になった。このままじゃ駄目だと思った」。競技に自発的に取り組むようになり、振付師にも積極的にアイデアを提案したと変化を語る。
「まだSPが終わっただけ」と言う通り、フリーで真価が問われる。4位とは約13点も開いた一方で、上位2人とは小差。「フリーは4回転を跳ぶ」と攻めの姿勢で、さらに上を目指す。(共同)
▽男子ショートプログラム
(1)エバン・ライサチェク(米国)81.30点
(2)ウェア80.55点
(3)小塚崇彦(トヨタ自動車)80.10点
<ペア>
ペアの井上怜奈、ジョン・ボルドウィン組(米国)はSPで5位と出遅れた。
ペアの井上は、SP5位の出遅れも仕方なしといった表情だった。昨季終了後に気持ちは引退に傾いたが、私生活でもパートナーのボルドウィンが「ショーでは得られない興奮がある」と現役続行にこだわった。十分な準備ができずにシーズンを迎えたという。32歳は「新居を建設中で(引退を考え)犬も買った。多忙で籍もまだ入れていない。スケートだけを考えることはできない」と複雑な胸中を明かした。(共同)
25日にSPを行う女子の安藤美姫(トヨタ自動車)と中野友加里(プリンスホテル)は公式練習で調整し、安藤は前日に続いて4回転ジャンプに成功した。(米ワシントン州エバレット共同)
▽ペア・ショートプログラム
(1)マリア・ムホルトワ、マキシム・トランコフ(ロシア)66.32点
(2)サブチェンコ、ゾルコビー(ドイツ)64.08点
(3)マクローリン、ブルベーカー(米国)57.02点
▽アイスダンス規定
(1)イザベル・デロベル、オリビエ・シェーンフェルダー(フランス)384.9点
(2)ベルビン、アゴスト(米国)37.63点
(3)S・ケア、J・ケア(英国)34.37点
(共同)