大雨

caltec2008-08-28



雷、ピカピカ、ゴロゴロ。雨、ザーザー。というか、すごい「嵐」でした。昼間のように光る閃光と、大地を轟かす雷の音(地響きがした)で、夜、何度か起きてしまいました。この天気があと2〜3日続くようで。。。 かなり気圧配置がすごいのかなあ。

関東・東海で豪雨 浸水・土砂崩れ、境川では増水


本州に停滞した前線の影響で、関東地方や東海地方は28日、大雨となった。北関東の各県では土砂崩れや住宅の浸水被害などが相次いだ。


関東地方では神奈川県西部から北関東にかけて雨雲が停滞し、大雨に見舞われた。数年に1度しか降らないような記録的な雨量を観測した地域では、気象庁が「記録的短時間大雨情報」を出した。このうち東京都八王子市とあきる野市では110ミリ、日の出町では100ミリの雨が降った。


八王子市役所によると、八王子市初沢町で土砂崩れがあり、無人の乗用車が埋まった。けが人はないという。同市は午後11時59分に、土砂崩れ現場の周辺の133世帯に避難勧告を出し、住民の一部が近くの小・中学校に避難をしているという。都が水害に備えて水防本部を設置。八王子や町田など6市2町では雨で地盤がゆるみ、土砂災害警報が発令された。


埼玉県では北部の久喜市で降り始めからの雨量が137ミリを記録。鴻巣市では農家の小屋の配電盤に落雷して出火し、小屋の壁をこがした。


茨城、群馬、栃木など各県では床上・床下浸水の被害が相次いで報告された。群馬県太田市では市街地の道路が冠水して車が立ち往生し、栃木県鹿沼市では土砂崩れを警戒し、5世帯が避難した。


JR中央線は高尾駅(八王子市)でポイントが雨による冠水で故障し、一時運転を見合わせた。落雷による運休も各地の鉄道で相次いだ。


東海道新幹線は愛知県内の大雨で、浜松―三河安城間の上下線で一時運転を見合わせるなどダイヤが乱れた。


気象庁によると、29日夜にかけても大気の不安定な状態が続き、大雨は東日本から北日本に広がる見込み。土砂災害や河川のはんらん、落雷や突風への注意を呼びかけている。29日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多いところで東海地方で180ミリ、関東甲信、北陸、東北地方で150ミリ、北海道で100ミリとされている。

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東京都建設局に入った連絡によると、29日午前2時50分ごろ、東京都町田市原町田1丁目を流れる境川が大雨により増水し、外にあふれた。境川は川底まで深さ約4メートルの掘割式の河川で、JR横浜線町田駅から約400メートル南東の市街地に位置し、線路をくぐる地下道も一時冠水した。午前7時半現在、水位は川底から1メートルまで下がっている。


朝日新聞 2008年8月29日4時22分)


引き続き、、ですね。

関東・東海豪雨 岡崎で1遺体、首都圏鉄道乱れる


本州に停滞した前線に南から湿った空気が入り込んだ影響で、28日から29日にかけ、関東から東海地方では局地的に記録的な大雨が降った。14万世帯に避難勧告が出された愛知県岡崎市で浸水した住宅から女性(76)の遺体が見つかったほか、同県内では重体1人が出ており、1人が行方不明となっている。各地で住宅への浸水被害が相次ぎ、東京都八王子市では京王線の列車が土砂崩れで脱線するなど交通機関にも影響が出た。


愛知県警に29日入った連絡によると、岡崎市の浸水した平屋建て住宅では天井近くまで水位が上がり、119番通報で駆けつけた消防の潜水部隊などが室内を捜したところ、遺体が見つかったという。同市では、女性1人が行方不明になっているほか、男性2人の捜索願も出ている。


また、同県一宮市では男性(57)が用水路に落ちているのが見つかり、意識不明の重体という。


気象庁によると、岡崎市では29日午前2時まで1時間に146ミリの雨量を観測し、午前8時50分までの24時間で302.5ミリに達した。市内全域で住宅の浸水被害などが起き、同市は愛知県を通じ陸上自衛隊災害派遣を要請した。


総務省消防庁が29日午後6時現在でまとめた被害状況によると、床上浸水が愛知県が687棟、埼玉県が30棟など12都県の829棟、床下浸水は17都道県の2493棟。突風や土砂崩れなどで5都県で9棟の住宅が壊れた。


JR中央線では28日深夜に東京都八王子市の高尾駅構内のポイントが故障し、始発から一部区間で運転を見あわせた。午後3時前に全線で運転再開したが、上下195本の列車が運休し、約13万人に影響が出た。脱線した京王高尾線は午後1時すぎに北野―高尾駅間で運転を再開した。


東京電力によると、大雨や落雷の影響で29日未明から早朝にかけて、東京、神奈川、栃木、茨城の4都県で計約2万軒が一時停電した。


国土交通省によると、29日午前6時現在、各地の河川ではんらん危険水位を超えた河川は、多摩川など関東、中部の6河川で、愛知県の五条川は堤防が耐えられる計画上の目安となる水位も上回った。

 
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八王子市川町の住宅地では29日午前4時25分ごろ、裏山の土砂が崩れ落ち、路上から高さ約5メートルにある木造2階建ての民家が道路脇の駐車場に押し出された。高尾署によると、住人の夫婦は無事だったという。


近所の人によると、崩れた民家は昨年売り出されたばかりの分譲住宅の一軒。


隣に住む会社員男性(54)は「避難所から朝帰ってきて真っ青になった。自分の家にも窓から土砂が入り、中に入れない。昨夏の大雨でも土砂に亀裂が入り、危ないと思っていた」と話した。


複数の住民によると、もともと裏山の土砂崩れの危険が指摘されており、市役所などに訴えていたという。


朝日新聞 2008年8月29日20時17分)

東海の雨やまず 浸水1万棟超、川再び決壊も


東海地方は30日、一日中雨が降り続き、愛知県蒲郡市では昼ごろに裏山の土砂が崩れ、住宅に入り込む被害があった。同日夜には名古屋市への災害救助法適用が決まり、家屋の損壊や浸水のあった世帯への貸し付けや、商工業者の運転資金の貸し付けなどで国の補助を得ることになった。


30日夜までの愛知県と名古屋市のまとめによる家屋の被害は、床上浸水が計2037棟、床下浸水が計8349棟になった。名古屋市の被害は2日近くたって全容がわかってきた形で、床上浸水が935棟、床下浸水が5849棟になったという。


農林水産関係の被害は、愛知県のまとめで約4億8千万円になった。


同県岡崎市では、行方不明の女性(80)の捜索が続けられたが、川の増水で難航した。同市で捜索願が出されていた79歳の男性は30日昼ごろ、無事が確認された。


愛知県幸田町では、町内を流れる広田(こうた)川が、29日未明に決壊した地点で再び決壊した。町は県を通じて一時、陸上自衛隊災害派遣要請を出したが、水位が下がったことから30日夜までに要請を解除した。


名古屋地方気象台によると、降り始めから30日夕方までの愛知県内の雨量は、岡崎市が448ミリ、蒲郡市で364ミリ、豊橋市で350ミリを記録。一宮市でも272ミリに達した。


朝日新聞 2008年8月30日22時12分)