ドラマ:2008年冬クール


秋クールは3話くらい見終えた後で、ドラマの総括的な感想を書いていましたが、途中から面白くなったドラマもあったりしたので、今クールは、最終回が終わってから感想を書くことにします。


結論から言うと、面白かったのは「薔薇のない花屋」、「あしたの、喜多善男・世界一不幸な男の、奇跡の11日間」そして「佐々木夫妻の仁義なき戦い」。


今クールはテレビ局によって出来不出来がはっきりしていた感じがします。TBSとフジは健闘。逆に日テレとテレ朝のドラマは低調。特にテレ朝は。。。何でだろう?


各ドラマの現在の感想はというと。。。
(◎面白い ○毎回見ている △録画はしてないが、時間があれば見ている ×もう見ていない)


日本テレビ
火10:×:ボンビーメン  
  初回放送を見て、その現実離れ振りに幻滅を感じたものの、
  「それは初回だけかも」と変化を期待して2回目まで見ましたが、やはり結果はNG。
  出演者はいい気がするのですが、演出のせいなのかな、僕はあまり好きではありませんでした。
水10:○:斉藤さん
  なんだかんだ言いつつ、結局最後まで見てしまいました、「斉藤さん」
  30〜40代の女優たーくさん出てましたが、皆演技が安定しているので落ち着いて見られました。
  そこが「ボンビーメン」との大きな違いなのかな?
土9:×:1ポンドの福音
  2回目まで見ていましたが、登場人物の多さからくるゴチャゴチャ感と
  落ち着きのないテンポが合わずに、見るのをやめてしまいました。
  個人的には、その原因は主要キャストの演技の問題だとも思いますが、
  (小林聡美光石研のやりとりとか、もたいまさこのノホホンぶりとかは好きでしたが)
  ただ単にこの枠(日テレ土曜9時)が苦手なせいかもしれないです。


<TBS>
木10:○:だいすき!!
  いや、おもしろかったです。全然期待していなかったのですが、嬉しい誤算でした。
  あまりの大団円ぶりに最終回の内容にはイマイチ納得がいっていなかったりしますが、
  久々にTBSっぽいドラマをみたなあ、という気がしました。
  香里奈、女優としての階段をひとつ上がりましたね。あと、岸本加代子、やはりいいです。
金10:○:エジソンの母
  ドラマの中にクイズや教養番組(科学)の要素を持ち込んだり、
  今の教育現場に起こる問題をデフォルメしながらも取り上げていたり、
  いろいろと工夫を凝らしているんだな、ということがわかる作りをしていたと思います。
  最終回がいわゆる大団円的な感じで終わったのがもう一工夫欲しいところだった気がします。
日9:◎:佐々木夫妻の仁義なき戦い
  このドラマだけ最終回の感想を別途書いてしまうくらい面白かったです。
  小雪が特に良かったです。はい。
  詳しくはこちらをどーぞ。→


<フジテレビ>
月9:◎:薔薇のない花屋
  いや、おもしろかったです。主題歌も良かったし。
  最近の月9はつまらない!と内心思っていたのですが、このドラマは違いました。
  苦手意識を持っていた野島伸治脚本も今回はあまり気にならず、何より出演者が良かったです。
  女性陣(竹内結子釈由美子本仮屋ユイカ)も、男性陣(香取慎吾松田翔太寺島進玉山鉄二
  も良かったです。雫もかわいかったし。。。
  本ドラマで本仮屋ユイカを評価し直しました。
火9:△:ハチミツとクローバー
  やはり見る前から想像していた通りの感想を持ちました。
  それは、ハチクロの世界はドラマや映画では構築しえないということ。  
  なので、ハチクロの世界云々は抜きにして、初めて見るドラマとして楽しもうと思いましたが、
  そうすると、登場人物の多さから、一人ひとりの恋愛関係や感情の動きを追うまでにはいかず、
  ちょっと惜しいなあ、という気がしました。
  美術大学ということもあってか、背景(美術室、美大生の下宿部屋)がゴチャゴチャしすぎていて、
  それと登場人物の多さも相まって、全体的に情報過多なウルサイ印象を受けてしまいました。
火10:◎:あしたの、喜多善男・世界一不幸な男の、奇跡の11日間
  関西テレビ製作のフジテレビ火曜10時のドラマ枠。ほとんど外れがないです。
  前クールの「スワンの馬鹿」に続き、今クールも面白かったです。
  出演者が芝居巧者揃いな点で個人的には○なのですが、
  それに加えて独特の世界観や、どうなるかわからないストーリー展開が良かったです。 
  「宵町しのぶ」役の吉高由里子がとても気になりました。  
木10:×:鹿男あおによし
  今クール、一番の大ガッカリドラマ。
  出演者○、ストーリー○、ドラマの世界観○。でも話の展開が遅すぎ。。。
  見ても何の展開もなく、「来週は何かあるかな?」と思ってみても何の展開もなく、、、
  これが中盤まで続いたので、ドラマを見るのをやめてしまいました。
  1クールをかけて流すドラマか?というのが個人的に疑問です。
  1ヶ月4回放送で十分なんじゃないか?と思います。
  バブルの頃に流行った「ジェットコースタードラマ」では1話放送分くらいの内容ですよ。


テレビ朝日
金10:×:赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団
  「はて、このドラマの狙いはなんでしょう?」というのが一番の謎(ミステリー)だったドラマ。
  2回目まで頑張って見ました。ミステリーという割にストーリーが甘いのが一番のつまらない原因。
  美人四姉妹を売り出したいなら、もっと違う魅せ方(演出)をしてもいい気がします。
金11:×:未来講師めぐる 
  頑張って2回目まで見ましたが、個人的に駄目でした。
  脚本が面白く感じられないのと、作りがB級っぽすぎて。。。好きな人は好きなんでしょうが。