ドラマ:佐々木夫妻の仁義なき戦い

caltec2008-03-25



2008年の冬ドラマの総括は後で書くとして、今日はつい先日に最終回を迎えた「佐々木夫妻の仁義なき戦い」について。


このドラマを通じて言いたかったことは、法廷での法倫(稲垣吾郎)の下記の台詞に尽きると思う。


「ケンカというのは本当にバカバカしいな。
相手の弱点を見つけて、責めて、傷つけあって。。。実にくだらない。
だけど素晴らしいところがたった一つだけある。


それは、戦うことで相手がどんな人間なのかがわかる。
自分がどんな人間なのかもわかってもらえる。


だから、前よりももっと、相手のことが好きになる。


これからもよろしく。」(法倫)


(ここで法倫と律子(小雪)が握手)


「よろしく」(律子)


(ドアが開き、律子の母に抱かれた2人の子供、明が登場)


「愛情というのは全くいたしかたない」(猪木:古田新太



法倫の友人である小川(山本耕史)が言うように、「愛している」の反対は「嫌い」ではない。「愛している」の反対は「無関心」だ。このドラマでは、お互いがバトル(ケンカ)をしあうことで、お互いの良い点を逆に見出し、自分の悪いところを反省し、だんだんとお互いの絆が深まっていく過程を中盤まで1話の中で描いてきた。


それが法倫の過去の恋人の出現を機に、長丁場のバトルにまで発展し、後半はこの2人の争いが極限まで大きくなるという展開で話が進んできたのだ。まあ、もともとこの作品で言いたいことが上記の法倫の台詞だろうな、というのはわかっていたので、予想通りのエンディングなのだが、やっぱり予想通りでよかったなあ、というのが正直なところだ。