スケートアメリカ

高橋、SP首位、安藤は27日 スケートアメリカ


フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ開幕戦、スケートアメリカが26日、米ペンシルベニア州・レディングで始まった。男子ショートプログラム(SP)は、昨季の世界選手権銀メダルの高橋大輔(関大)が80・04点で2位に12・34差をつけ首位。南里康晴中村学園大)が9位、小塚崇彦トヨタ自動車)が10位につけた。


安藤美姫トヨタ自動車)らが出場する女子は27日(日本時間28日午前)のSPで始まる。


アイスダンス規定は、日本代表のキャシー・リードクリス・リード組(川越ク)が10組中9位。タニス・ベルビン、ベンジャミン・アゴスト組(米)がトップに立った。

ペアSPは、ジェシカ・デュベ、ブライス・デービソン組(カナダ)が首位。


朝日新聞 2007年10月27日13時22分)

高橋、頂点へ2つの挑戦 スケートアメリカで始動


フィギュアスケート男子の高橋大輔(関大)が26日に開幕するグランプリシリーズ、スケートアメリカに出場し、本格的に始動する。今年3月の世界選手権で銀メダルを獲得して迎えた今季のキーワードは「挑戦」。ショートプログラム(SP)と自由で二つの挑戦をして、日本男子初の世界の頂点を目指す。


今月初めの日米対抗で、今季にかける意気込みが感じられた。6日、自由の「ロミオとジュリエット」を滑り、2度の4回転ジャンプを試みた。成功は出来なかったが、「手応えがあった」と表情は明るい。


昨季、ようやくプログラムの中で4回転が確実に跳べるようになったばかりで、負担は大きい。それでも挑むのは「バンクーバーでメダルをとるために必要だから」だ。


7日のエキシビションは今季のSPを初披露。「白鳥の湖」をヒップホップにアレンジしたもので、見せ場は2度のステップだ。振り付けるニコライ・モロゾフ・コーチとともにニューヨークでダンスを習い、作り上げた。ともに最高難度のレベル4獲得を狙う。「新しい表現を見せられたら」という斬新な試みが、どう評価されるのかも、注目だ。


銀メダリストとなり、注目度も増してきた。「プレッシャー? 強くなるためには、それも受け止めないと。五輪になれば、もっとすごいですから」と3年後を見据えている。


朝日新聞 2007年10月26日10時47分)


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