ミスユニバース

caltec2007-06-08



優勝の報告から10日あまり経とうとしていますが、やはりまだこのネタはネット上でにぎわっているようです。


本選だけの様子を見ると「?」と思う人が多かったと思います。このような選考の舞台裏等を考えると、ある程度納得できる点も増えると思いますが。。。


美の基準は、「見た目が全てではない」ってことなんでしょうが、Acticeに!というのは、日本の女性に求める美の基準とはやはり違ってきますね。

ミス・ユニバース>“世界一の美女”の基準は?


世界で最も権威あるミスコンとされるミス・ユニバースに日本代表としては48年ぶりに森理世(りよ)さん(20)が選ばれた。世界最高の美女はどのような基準で選ばれるのか。


ミス・ユニバースは米国のトランプ財団と全米ネットのNBCテレビが共同出資するミス・ユニバース機構(事務局ニューヨーク)が主催している。第1回大会は52年に米カリフォルニアで開かれ、以来、毎年約80カ国からそれぞれの国の代表が出場している。


広報担当のエスセール・スワンさんによると、水着審査で健康的な肉体、ドレス審査で着こなしと表現力、面接で内面の美しさが審査される。「(全世界の女性が)手本とすべき女性」を探しており、審査基準は55年間変わっていないという。


ミス・ユニバースの特徴の一つは普段の生活態度、特に人との接し方が観察されていることにある。審査会は1日だけだが、各国の代表はほぼ1カ月前に開催国に入る。今年の場合、77人の美女たちは5月2日にメキシコに結集し、審査会当日の28日まで各地で現地住民と交流したり、HIVエイズ・ウイルス)撲滅のチャリティー・オークションに参加した。初対面の人ともうまくコミュニケーションできるか、疲れた時でも積極的でいられるか、が試されているというのだ。


ミス・ユニバースになれば1年間にわたってニューヨークを拠点に世界各地を回り、HIV撲滅運動に参加しなければならない。その間、各地のミス・コンテストで王冠を渡したり、メディアへの対応などもあり、スケジュールは超過密だ。それに耐えられるかが観察されているようだ。


森さん自身は、受賞の理由を「ステージ上で心から楽しんでいるというのを審査員に伝えられたのでは」と分析するが、「審査会までの活動が評価されたと思う。私が得意な点でしたので、ラッキーでした」とも語る。


今年の審査員はファッションデザイナーのマーク・ボウェール氏やフィギィアスケート選手のミッシェル・クワンさん、アメリカンフットボールのプロ選手のトニー・ロモ氏ら17人。それに同機構の職員1人が加わり、一人一人の普段の様子を説明したとみられる。


英会話能力については、事務局は「まったく審査の対象ではない」としているが、森さんは「コミュニケーションの道具として、英語が話せることは有利だったと思います」と語る。静岡市出身の森さんは4歳でダンスを始め、高校の時にはダンスを学ぶためにカナダに留学しており、英会話に不自由はない。


過去の優勝者をみると、米国が7人で最多。以下、プエルトリコ5人、ベネズエラ4人、スウェーデン3人。トリニダードドバゴ(2人)やコロンビア、ペルー、チリなども優勝者を出しておりラテンアメリカの強さが際立つ。森さんは「彼女らの自分をアピールするエネルギーはすごい。パーティーなんかでは司会者のマイクを奪って歌い出し、まるで自分たちのコンサートのようにしますから」と話す。


世界一の美女に選ばれるには、スタイルや表情の美しさに加え、考えを主張する積極性や他人と友好関係を作る能力なども求められるようだ。


【ニューヨーク小倉孝保】(毎日新聞 06月08日 10時13分)