ブルーノ・タウト展

caltec2007-05-26



ブルーノ・タウト展@ワタリウム美術館(青山)に行く。


最終日前日ということもあってか、会場は人、人、人。チケットは会期中何回も入れるものだったので、もっと早く来ればよかった、、と後悔(しかも途中で展示換えがあった模様)。


個人的な感想から言うと、展示方法に少し難あり、という感じ。狭いスペースに解説パネルが展示してあるのだが、訪れたときにいた人数だとじっくり見ることができずに未消化で終わった感が強い。


それと2〜4階に渡る展示内容が、各階毎のコンセプトはあるが統一しての一貫性に欠けるためか、イマイチ説得性を持って内容が伝わってこない印象を受けた。それと、通好み、というか基本知識をわかっている人が鑑賞することを前提とした展示内容なのか、ブルーノ・タウトがどんな人で、何が特徴で、といったものが断片的にしか伝わってこなかった(少なくともcaltecはそう)。

ブルーノ・タウト(1880〜1938)は桂離宮を”再発見"したドイツの建築家。1933年〜1936年にかけて日本に滞在し、建築だけでなく椅子、工芸品などプロダクトデザインも手がけました。西欧化→近代化という明治時代以降の西欧崇拝の価値観が根付いていましたが、桂離宮の美についての著作初版本はすぐ売り切れとなりました。


ということだそう。


ふーん。。。


やっぱり建築系の展覧会に行くと、いつも行く客層とは違って、来館者を見るのも面白いですね。ファッション系の展覧会、写真展は比較的トガッた人や若者が多く、建築系は年齢層が高めなちょっとトガッた系(スタイリッシュ系)が多く、上野の美術館を中心とした西洋名画・印象派系はオバサマが多い、といった具合。


10年前くらいのスタイリッシュテイストであるとは思いますが、ここの美術館のショップ・書店は面白いものがあって、結構いいです!


企画力  :★★★☆☆
展示方法 :★★★☆☆
作品充実度:★☆☆☆☆
満足度  :★☆☆☆☆