四大陸選手権

アイスダンス、井上組SP3位 リード姉弟が7位


フィギュアスケートの4大陸選手権は7日、当地のワールドアリーナで開幕し、ペアのショートプログラム(SP)は大会2連覇を狙う井上怜奈、ジョン・ボルドウィン組(米国)が自己ベストの61・73点で3位につけた。昨年のトリノ五輪3位の申雪、趙宏博組(中国)が69・29点で首位に立った。


アイスダンス規定はキャシー・リードクリス・リード組(川越ク)が27・42点で7位。昨年の世界選手権2位のマリーフランス・デュブリュイル、パトリス・ローゾン組(カナダ)が38・54点でトップで、4連覇を狙うタニス・ベルビン、ベンジャミン・アゴスト組(米国)が2位だった。


◇日本代表に「幸せ」


〇…アイスダンス規定で日本代表のリード姉弟が7位につけた。今季シニア入りした2人にとって今回が初の国際大会。「滑る前は緊張したけど、音楽が聞こえたら問題なかった」と19歳のキャシーは言い、7位の成績にも「悪くない」と満足感をのぞかせた。


17歳のクリスも「今季は成績以上に、自分たちの才能を認めてもらうこと」と話した。米国育ちながら日本人の母親を持つ関係で、米国ではなく日本から参戦。2人はこの日初めて日本代表ジャージーに袖を通し「本当に幸せ」と笑みが絶えなかった。


【共同】

バトルが首位に 男子SP 4大陸選手権初日


フィギュアスケートの4大陸選手権は7日、米コロラド州コロラドスプリングズのワールドアリーナで開幕し、男子ショートプログラム(SP)は腰痛から復帰したトリノ五輪3位のジェフリー・バトル(カナダ)が77.72点で首位に立った。


神崎範之(京大大学院)は62.34点で7位、中庭健介(パピオク)は55.34点で9位、南里康晴中村学園大)は54.16点で11位。全米選手権覇者のエバン・ライザチェク(米国)は4位だった。


〇…男子SPの神崎は、最後のジャンプの3回転ルッツでバランスを崩し両手をついたが、日本勢最高の7位に食い込んだ。踏ん張りどころの後半でステップ、スピンを無難にこなし「最後はまとめられたと思う」と笑顔だった。


五輪、世界選手権のメダリストが出場した中で「この場にいること自体が光栄。ちょっと前まで考えられなかった」。それでも緊張することなく、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、連続3回転ジャンプを決め、リズムをつかんだ。


「ことしで引退する予定」と話しており、「ルッツをちゃんと決めて、後半はバタバタしないようにしたい」。9日のフリーで集大成のスケートを目指す。(共同)


毎日新聞 2007年2月8日 17時03分 (最終更新時間 2月8日 20時03分)