トップランナー:アンジェラ・アキ

caltec2006-06-15



風邪が治ってきたので、録り貯めていたビデオを見る。今回気になったのはトップランナーの「アンジェラ・アキ」。


日米のハーフであることから疎外感を感じ、アメリカで暮らすことによって「ここが自分のホーム(故郷)だと感じた」彼女が、東京に来ることで「日本が恋しくなった」。


強く見えることは、実は弱さなんだ。弱いからこそ強くありたいと思い、そう見せているのかもしれない、という彼女の発言は、確かにそのとおりなんだと思う。立場は違えど、誰にも現実に対する悩みや葛藤はあり、こうありたいと願う自分がいる。ただ、多くの人は、現実と理想のギャップに程々のところで折り合いをつけ、悶々とした想いを抱えながら日々を過ごしているのだと思う。その点、ミュージシャンになりたいという夢に向かって前向きに取り込む彼女のその精神には、大いに学ぶところがあると思う。


番組の最後で毎回MCの2人(山本太郎本上まなみ)がゲストに対するコメントを言うのだが、今回の本上まなみのコメント「自分と近い人だということがわかって、とても共感できた」というのが、一言でアンジェラの魅力を語っているように思えた。