孤高のJALもついに。。。


2日の成田空港第一ターミナル南ウィングオープンに続き、またまた航空業界の話題です。今まで特定の航空会社との提携はあったものの、グループ加盟をしていなかったJALがついに「ワンワールド」に加盟へ。


今までの提携関係をみると、ワンワールドしかありえないんだけど、まあJALワンワールドに加盟したことによって、旅行者にとってはマイレージ獲得のチャンスが大幅に広がりましたね!


日航ワンワールドに加盟 世界の航空、3連合時代に


日本航空は4日、国際航空連合「ワンワールド」への加盟文書に調印した。独自路線を貫いてきた同社だが、国際線の競争激化に加え、運航トラブルによる客離れと燃料高に見舞われ、巨大グループ入りで生き残りを図る。これで世界の大手航空会社はすべて3つの連合に集約され、空の競争は連合同士による顧客争奪戦の時代に入る。


パリのホテルであった調印式では、米アメリカン航空、英ブリティッシュ・エアウェイズなどワンワールド加盟8社のトップが「最後の大物」を歓迎した。日航からは6月末に社長に就任する西松遥専務が出席、「07年早々の正式加盟を目指す。日本とアジアでの地位を生かし、ワンワールドをリードしていきたい」とあいさつした。


米欧とアジア・オセアニアの航空会社を網羅した連合(アライアンス)には、ワンワールドのほか、全日本空輸が加わるスターアライアンス(18社)とスカイチーム(10社)がある。日航はこれまで、各国の大手航空会社と個別に提携を広げていたため、国際航空運送協会(IATA)の上位20社で唯一、連合には未加盟だった。



連合が拡大するのは、航空会社に利点が多いからだ。乗客の世界的な動きに対応しながら、自社の得意路線に専念できるほか、会員向けラウンジや乗った距離に応じてたまるマイレージポイントを共通化できる。部品・燃料の共同購入やITシステムの共同開発などでコスト削減も期待できる。


拠点空港の利便性向上で同じ連合のメンバーが連携するなど新たな動きも始まっている。スターアライアンスに加盟する全日空などは2日、新しくオープンした成田空港の第1旅客ターミナルビル南ウイングに、加盟11社が集結、複数の航空会社で使える自動チェックイン機なども導入した。


乗り継ぎに必要な最短時間は、国際線同士で従来の110分から45分に、国内から国際へは130分から60分に、国際から国内へも110分から75分に、それぞれ大幅短縮された。全日空の山元峯生社長は「アライアンス同士の競争では、接続の便利さがトータルに選ばれる」と強調している。


朝日新聞 2006年06月04日21時33分)