中国大会

caltec2005-11-03



今日は祝日なのに、終日仕事。なんかいいことないかなあ、と思い、家に帰ると、ちょっとうれしいニュースがありました。やばり日本人選手が活躍してくれることはいいことだ。


いよいよ、浅田真央がシニアデビュー。初戦のグランプリシリーズ中国大会は、SPで2位と好位置につけた。しかも現世界チャンピオンのスルツカヤ(SP1位)と前世界チャンピオンの荒川(SP3位)に挟まれるという格好だ。


スルツカヤには7.3点差足りず、荒川より5.36点多い。なかなかの高得点を得ているのではないでしょうか?

フィギュア:浅田2位、荒川は3位 中国杯女子SP


【フィギュアGP中国杯】(北京・来住哲司)
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯が3日、当地の首都体育館で開幕した。第1日は女子ショートプログラム(SP)があり、シニアの国際大会デビューとなる15歳の浅田真央(グランプリ東海ク)が62.92点で2位につけた。荒川静香プリンスホテル)は57.56点で3位。世界女王のイリーナ・スルツカヤ(ロシア)が70.22点でトップに立った。


ノーミスの演技、実力を存分に発揮 浅田


シニアGPシリーズのデビュー戦で15歳、浅田真央が観客の度肝を抜いた。本人も「百点」と自己採点するノーミスの演技。昨季、ジュニアの世界タイトルを総なめにした実力を、存分に発揮した。


ビゼー作曲の「カルメン」の旋律に乗り、冒頭の3回転ルッツ、続く3−3回転の連続ジャンプを無難に着氷。片手のビールマンスピンでも得点を稼いだ。高い技術だけでなく、途中で後ろ髪を整える少女らしい仕草、小さな妖精が舞うようなステップなども観客の心をとらえて大きな拍手。表現力などを問うプログラム構成点は5項目とも6点台後半を並べ、自己ベスト(60.11点)を更新する62.92点をたたき出した。


師事する山田満知子コーチが体調不良のため現地入りできず、不安もあった。その山田コーチからは前夜に「一番年下なんだから、元気よく思い切ってやりなさい」と電話で激励を受けた。最終10番滑走だったため待ち時間が長かったが、恩師の言葉を胸に留めて「いつもよりリラックスできた」。その素直な性格も、彼女の大きな武器だ。


世界女王のスルツカヤらに挑んだ海外シニアデビュー戦を「あこがれの選手たちと一緒に滑れてうれしい」と笑う姿は、まさに怖い者知らずの強み。「トリプルアクセル(3回転半)がテーマ」というフリーでも、伸び伸びと銀盤を舞うつもりだ。【来住哲司】


毎日新聞 2005年11月3日 22時52分 (最終更新時間 11月4日 0時50分)


一方、荒川選手は昨年と同様、難易度の高い要素を盛り込んだプログラムをまだこなしきれていない印象。昨年はこれでもか、これでもか、と要素を盛り込みすぎ、消化不足のままシーズンを終えてしまった感が強いが、今シーズンはどのようになるのか? 

SP3位の荒川は「緊張した。気持ちが前に行き過ぎた」とやる気が空回り。初めて披露する今季用のSP曲はラフマニノフ作曲の「パガニーニの主題による狂詩曲」。難度の高いスピンやステップを続けるプログラムで「余裕がなかった。自分の音楽の世界に入っていけない」といい、本来のスピードや伸びやかさがなかった。大きな失敗はなかったが、3回転フリップが回転不足になるなど細かいミスを連発。首位のスルツカヤとは逆転不可能な大差がついたが、フリーに向けて「エレメンツ(要素)を正確にこなしたい」と巻き返しを誓った。


毎日新聞 2005年11月3日 22時52分 (最終更新時間 11月4日 0時50分)