ドラマ:Slow Dance


毎週楽しみにしていた『Slow Dance』(フジテレビ)が終ってしまいました。(今クールはドラマの最終回が例年より1〜2週早い気がする)
小泉すみれさんのHPには、特に衣咲の台詞について「リアリティーがない」と批判的なことも書かれていたような気もしますが、僕はこのドラマの中で交わされる登場人物の会話(台詞)に、リアリティーを感じていました。


特に深津絵里演じる衣咲広末涼子演じる実乃とのやり取りの、実乃の台詞が妙に現実的で、納得させられてしまったのでした。
最終回での2人のやり取りでこんなシーンがありました。


実乃:「あーあ、なんで大人になると苦しくなるんですかね。女の子でいたときは、人好きになると、ドキドキして、まわりのものがキラキラして見えて、ちょっとしたことでキュンってなって。。。なのに。。大人になって、人好きになると、どんどんずるくなって、どろどろしてきちゃって、ちょっとしたことで苦しくなって。」
衣咲:「そうねえ。」
実乃:「やですね、大人って。」
衣咲:「でもさあ、あたしはやっぱり、それでもやっぱり、人好きになる気持ちはいつまでもキラキラしてドキドキしてちょっとしたことでキュンってなるもんだ、と思いたいな。」
実乃:「大人になってもですか?」
衣咲:「大人になっても、オバサンになっても、オバアチャンになっても。」


現実的で冷めているようで、でも恋愛に対しては憧れを持っている不器用な実乃と、夢や情熱を追いかけ、自分の気持ちに正直に行動してしまう衣咲の対象的な性格が良く表わされているのと、この2人だからこそお互いを引き立て合えるのかなあ、と思ったりもしました。


ドラマがスタートしたときから実は、エンディングの方向性が見えてしまったりとか、真木蔵人の絡み方とかも、もっと使い方(キャラクターの動かし方)あるかなあ、などと思ってもいたりしたのですが、今回は深津、妻夫木、広末の3人の演技にやられました(藤木直人はもっと演技勉強しないと、いけないよね。。。)。
あとは主題歌が良いのだなあ。。。