レ・ミゼラブル

caltec2005-05-28



レ・ミゼラブル2000回記念、スペシャルバージョンキャストの公演を帝劇で観劇。
舞台の魅力は、その場の空気や熱気。それは観客と出演者の双方から発せられるパワーによって作り上げられるものだと思う。今回のレミゼスペシャルバージョンでは、その舞台ならではの良さを十二分に堪能した。


レミゼとは、若手を育てるミュージカルでもあり、歴代のプリンシパルは卒業していき、世代交代
を繰り返す。そして新たなミュージカルスターが生まれてくる、そんな作品だ。今回のスペシャルバージョンでは、そうした卒業していった過去のプリンシパルが再び舞台に復帰する特別な公演。いわば2000回というお祭りのために特別に設けられたリバイバル公演であると言っていいだろう。


当時観ていたよりも胸にジーンとくるのは、観ている僕たちの想い入れ(懐かしさ)と、出演者の想い入れがぶつかりあって生まれたものだと思う。世界一と称された島田歌穂のエポニーヌはもちろんのこと、岩崎宏美のファンテーヌもその凛とした強さを秘めた透明な歌声に聞き惚れた。