雑誌:LEON

caltec2005-05-09



毎週日曜日に楽しみにしている番組が2つある。ひとつは「世界ウルルン滞在記」。そしてもうひとつはその後に続いて放送される「情熱大陸」だ。
8日の「情熱大陸」は「モテるオヤジブーム」の火付け役、雑誌LEONの編集長、岸田一郎。実は何を隠そうcaltecもLEONの愛読者の一人である。この雑誌のメインターゲットはオシャレにも気を使いモテたい40代のコヤジ。学生時代にHotdog PressやPopyeを読んで育った世代だと言い換えてもいいだろう。caltecはこの世代ではないのだが、この雑誌で提唱さえているスタイルについては、一応参考程度に毎回読んでいたりする。


ここ一年の40代男性をターゲットにしたファッション雑誌の創刊ラッシュ、や伊勢丹メンズ館のリニューアルのメインターゲットも、やはりLEON世代の男性であることを考えれば、世のマーケットにおけるLEONの果たした役割は大きいと思う。
編集長岸田の世界観で貫かれたLEONは、競合他誌よりは、一歩抜きん出ていると僕は思う。集英社発行の鳴り物入りで発売された類似雑誌も第二号の内容は、僕の中では期待値をはるかに下回っていた。


ただ番組の中で岸田が語ったように「流行はいつかは終わる」。次に流行るであろう何かを見つけ、世の中に提唱していくのが(日本的な)雑誌編集者だとしたら、これほど楽しい仕事はないし、逆にまたこれほど厳しい仕事もないのだろうと思う。
岸田が次に仕掛けるのはどんな雑誌なのだろう? もしくはLEONという雑誌媒体は継続しながら、読者に提唱していく情報が徐々に変わっていく、という形になるのだろうか?
今まで提唱してきたLEONの世界観のブーム、今年あたりで下降線を描くと個人的には思っているのだが。。。。