宮里藍、世界ランク、賞金ランクで再び1位に!

caltec2010-08-23



いやー、すごいの一言です。「サンデー綾子」(最終日=日曜日に猛チャージをかけて逆転優勝をする)と呼ばれ、全米ツアーで賞金女王となった岡本綾子さんを凌ぐ成績だとは知りませんでした。


後はメジャー制覇を残すのみ?

宮里藍、死闘制し完全V!通算11アンダー、日本人最多5勝記録


米女子ゴルフの「セーフウェー・クラシック」最終日は22日、オレゴン州ノースプレーンズのパンプキンリッジGC(6546ヤード、パー72)で行われ、宮里藍(25=サントリー)は、2バーディー2ボギーの72で回り、通算11アンダーで今季5勝目を挙げた。米ツアー年間5勝は1987年の岡本綾子を抜いて日本人年間最多勝利記録。世界ランク、賞金ランクで1位に浮上し、“世界一”を奪還した。上田桃子(24)は2アンダーで23位、宮里美香(20)は3オーバーで55位だった。


終始笑顔を貫き通した自身初の米ツアー完全優勝だった。「信じられない。前半はうまくいかなかったけど、最後はいいフィーリングだった」。18番のパーパットを決めると両手を大きく突き上げた。


初日に6バーディー、ノーボギーの66で単独首位に飛び出すと、2日目にも67の好スコアで2位を3打差と引き離した。しかし、最終日は、「いろんなことを考えすぎて緊張した」からか、序盤苦しい展開となり、終盤まで大接戦となった。


アウトスタートの2番で1メートルのパーパットを外してボギースタート。7番でもガードバンカーに捕まり、寄らず入らずでボギーが先行。7番から中盤バーディーラッシュの金ソンヒ(韓国)に11番で11アンダーで追いつかれた。


しかし、宮里のリラックスした表情に変化はなかった。「我慢していればチャンスはある」


9番、10番で積極的に攻めて連続バーディーを奪うと、そこから粘りのゴルフ。8ホール連続パーでしのいだ。


終盤は2位に浮上してきたクリスティー・カー(米国)の猛追を受け、1打を争うデッドヒート。最後の最後に焦ったカーが18番の2打目を池に入れてボギー。堪え忍んだ宮里が競り勝った。


岡本が米女子ツアーで4勝を挙げ、賞金女王を獲得したのは23年前の1987年。大会前にはその岡本に直接励まされる場面もあった。


「あんた身長150センチあるの? とかそういう会話でしたけど。あなた狙いなさいよ、といわれました」と宮里。世界のアヤコ自身の後押しを受け、日本人初の年間5勝目となった。「岡本さんの「年間4勝を上回ったのは光栄です」


米ツアーでは通算6勝目。逆転勝ちが3度。初日から首位を守っての逃げ切りVは初めてだった。日本ツアーで15勝しているが、完全優勝は2005年の新キャタピラー三菱レディース、日本女子オープン、樋口久子IDC大塚家具レディースの3試合だけ。試合の戦い方に幅が広がった。


この日の勝利で賞金ランクで首位に立ち、世界ランクでも1位に浮上するのは確実。「1週間で終わらないように頑張る」


今季の目標でもある年間最優秀選手レースでも大きく前進することになり、3部門でトップに立つことになった。


「この2カ月は心の動きが激しかった。気持ちを整理できたタイミングと勝ちという結果が一緒になったのはうれしい。簡単な優勝はない。今日も厳しい戦いだった。でも、自分らしく最後までプレーできた」


米ツアーでの日本人年間最多勝にも、世界一奪還にも、気負う様子はなかった。


夕刊フジ 2010年8月23日 17時00分 (2010年8月23日 17時21分 更新)


そういえば、このブログでゴルフを取り上げたのはいつの頃だったかなあ、、と過去を辿ってみると、約1年前に、宮里選手の活躍に対してコメントしていたんですね。 その頃から今の賞金女王の兆しが見えていた、ということでしょうか。



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