ドラマ:同窓会(最終回)


さてさて、別名「夜の昼ドラ」テレ朝木曜10時枠、今クールは、「同窓会」。目出度く最終回を迎えました。

くっつきそうでくっつかない朋子(黒木瞳)と杉山(高橋克典)の恋、失踪してしまった福島(尾美としのり)と板倉(宮地雅子)の関係、大久保(三上博史)と陽子(斉藤由貴)の関係は、、、と。


明らかにアラフォー世代の主婦とターゲットにしたキャスティングと、昼ドラばりの展開に、「こんな展開ありえない」とかいいながら、なぜかチャンネルを10(地デジだと5)に合わせてしまう人多数、とみた。 


個人的には、いつまでたってもいい子ちゃんの黒木瞳の演技には、かなり「いらいら」感が高まりましたが、台詞では口にしないものの、そこはかとなく漂ってくる「もう若くないんだけど、でも可愛らしい女ではいたいの」的な意識が彼女にはぴったりなようで、この「いらいら」感もP(プロデューサー)の狙いなんだろうか?と勘ぐり始めてからは、ちょっと突き放してこのドラマを楽しめるようになりました。


しかし、いろいろな要素が詰め込まれた、おもちゃ箱をひっくり返したような、というか、お中元・お歳暮の菓子折りのような雑多な内容には、関心することしきりです。


エンディングまで「良い子」ちゃん像を引きずった朋子ですが、まあ、ここまでこだわれば、それはそれで立派なのかなあ。


個人的には、もっとどろどろというか、失楽園さながら、行き着くところまで行って刹那的に破局に向かうのもありかなあ、と思ってましたが、そこは昼ドラではなく、夜ドラ。夫婦揃ってみている家庭も多いはずで、お茶飲んで煎餅食べながら「そうは行っても、落ち着く先はここだよね〜」的にほのぼの見れる形がいいんでしょう。


たくさん見ると食傷気味になるけど、たまに見ると面白い、そんなドラマだったかなと思います。



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