祝!ANA!


これで国際的にもメジャーなエアラインの仲間入りでしょうか? 思うに、ANAにとって、スターアライアンスに加盟したことが飛躍の契機となった気がします。

高収益評価、ANA受賞 「エアライン・オブ・ザ・イヤー2007」


米航空業界誌「エア・トランスポート・ワールド(ATW)」が顕著な実績のあった航空会社に贈る「エアライン・インダストリー・アチーブメント・アワーズ」の表彰式が21日、米ワシントンで開かれ、全日本空輸(ANA)が、最も高く評価された航空会社に与えられる「エアライン・オブ・ザ・イヤー 2007」を受賞した。


ATWのペリー・フリント編集長は「日本航空(JAL)と日本エアシステム(JAS)の統合など日本航空の業界の再編や、SARS(新型肺炎)の流行、燃油高騰といった逆境の中でも、コスト構造改革の推進により世界で最も収益性の高い航空会社へと再生させた」と、受賞理由を説明した。また、成田空港第1ターミナル内に126台の自動チェックイン機を設け、携帯電話による自動チェックインを充実させるといったサービス向上策も評価された。


受賞したANAの北林克比古専務は、「(ANAは)日本では知られているが海外では知名度が低い。アカデミー賞で無名俳優が最優秀主演男優賞と、作品賞を一度に獲得したような気分」と喜びを語った。


同社は国際線を就航して今年で21年目。受賞を機に世界的認知度が高まることから、外国人顧客の増加が見込めると期待を寄せる。


ATWは、1964年に創刊。74年からは毎年、「エアライン・インダストリー・アチーブメント・アワーズ」を選考、表彰している。アジアではこれまでに、日本航空キャセイパシフィック航空が「エアライン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたことがある。


今年は、優れた貨物航空会社に贈られる「カーゴ・エアライン・オブ・ザ・イヤー」に、エミレーツ航空傘下の「エミレーツ・スカイカーゴ」が、危機的経営状況から再生した企業に贈られる「フェニックス」に「ロイヤル・ヨルダン」が選ばれるなど、全8企業・個人が表彰された。


(【ワシントン=門倉千賀子】FujiSankei Business i. 2007/2/23)