caltec2006-04-17



日本では、トリノオリンピック金メダリストの荒川選手の去就が話題になっていますが、海の向こうアメリカでも同じように、ミッシェル・クワンの去就問題が取り立たされていました。。。


世界選手権を5度も制している彼女に足りないのはオリンピックのゴールドメダリストという肩書きだけだと思うのですが、やはりオリンピックチャンピオンへの未練は捨てがたいのでしょうか?


プロの世界、アイスショーで活躍するという選択もあるのですが、彼女はいつまでもチャレンジャーでいたいのかなあ。。ただ、その割にはここ数年の彼女の演技から判断する限り、プログラム構成や技術レベルへのチャレンジがあまり見られないのは残念で仕方がありません。往年の輝いていたミッシェルを知っているだけに、あの頃のままの姿で留めておきたいというのがファンである僕の心情なのですが、彼女の考えもあるとは思うので。

ミシェル・クワン、現役続行を表明 女子フィギュア


けがのためにトリノ五輪出場を直前に辞退したフィギュアスケート女子のミシェル・クワン(25)=米=が氷上に戻ってきた。4月から始まったアイスショーに出演、11日にあったマーシャル国際ショーケースでも大きな拍手と歓声に迎えられた。AP電によると「今はまだどの扉も閉ざしてはいない」と語り、競技からの引退はしないと明言した。

世界選手権を5度制したクワンもここ数年はけがに悩まされ、今季もグランプリシリーズには出場しなかった。五輪代表選考がかかった今年1月の全米選手権は右足の故障で欠場。特例によって出場資格を得たトリノも、開会式後に再び右足の付け根を痛めて出場辞退に追い込まれた。


98年長野は銀、02年ソルトレークは銅と五輪の金メダルには手が届かなかった。「02年以降、何事もオープンにしてきた。学校に戻ってちゃんと卒業したいとも思うし……。でも、一番大切なのは健康になって心身ともに充実すること。今はもう大丈夫」。悪夢を振り払い、前へ進み始めた。


トリノは24歳の荒川静香プリンスホテル)が制したが、3月の世界選手権では16歳のキミー・マイズナー(米)が優勝し、世代交代が進む女子フィギュア界。決して楽ではない道を選択したことになる。


朝日新聞 2006年04月17日10時49分)