2005年8月

                                                          • -

エルメス (新潮新書)

エルメス (新潮新書)

                                                          • -

石油を読む―地政学的発想を超えて (日経文庫)

石油を読む―地政学的発想を超えて (日経文庫)

                                                          • -

小笠原クロニクル - 国境の揺れた島 (中公新書ラクレ (185))

小笠原クロニクル - 国境の揺れた島 (中公新書ラクレ (185))

                                                          • -

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

                                                          • -

おわらない夏 (集英社文庫)

おわらない夏 (集英社文庫)

                                                          • -

                                                          • -

プリズムの夏 (集英社文庫)

プリズムの夏 (集英社文庫)

自分と同世代の作家の、文学賞新人賞受賞作品ということで読んでみたのだが、読後感としては微妙。。。風景描写、心理描写も優れていると思うし、登場人物の気持ちとして作者が世の中に対して感じていることには「まあ、そうだなあ」とも思うが、なんと言っても扱うテーマが。。。受験を控えた高校3年生2人組と彼らが憧れるウツ病の大学院生とのひと夏の出来事、、みたいなもので、タイトル『プリズムの夏』と話の内容があまり合っていない印象を受けた。あとは延々とうつ病の話を展開されるのも、読んでいるほうとしてはツライ。。いや、ツライならツライなりに考えさせられる展開でつき進んでしまえば、いっそそういう作品か、と割り切って向かい合えるのだが、いわゆる青春恋愛小説的の王道的な流れでストーリーが展開していってしまっているところが反って悪影響。恋愛の障害としてうつ病を出す必要があるのか?と個人的には思う。全然「プリズム」やないやん。。。いいものは持っていると思うんだけど、僕の好みとは合わないなあ。

                                                            • -

Miracle (幻冬舎文庫)

Miracle (幻冬舎文庫)

やはり出ると買ってしまう桜井亜美の作品。初期の頃の作品のようなハマり感はないのだが、つい何かを期待して買ってしまうのだなあ。。今回の作品は、ラストが急展開過ぎて、もう少しそこに至る過程を丁寧に描けるといいなあ、と思ったのと、ラストへ至るための捨て駒的なキャラクターが少し多すぎて残念な気がした。もっとスポットライトを当てて描きこめるようなキャラクターもいたので、それが動き出すともっと面白いストーリー展開ができる気がする。

                                                            • -

私がイラストレーターになれた理由 (知恵の森文庫)

私がイラストレーターになれた理由 (知恵の森文庫)

この本を読んだ感想「作者(田中ひろみさん)は、なんとポジティブシンキングの人だろう」ということ。無名時代に電話での売り込みや持ち込みをするのは、ある種当たり前だとも思えるが、名前が売れた今でも売り込みを続け、かつイラスト以外の分野にも活躍のフィールドを広げているところがすごい。そして(売り込みも大事だが)、やはり人と人との繋がり(縁)が一番仕事では大切なのだ、ということを再認識できる点もこれまたすごい。読んでいて少し元気になりました。

                                                          • -

Ryu フォト&エッセイ (DVDつき)

Ryu フォト&エッセイ (DVDつき)

                                                          • -

                                                          • -

ペルセポリスI イランの少女マルジ

ペルセポリスI イランの少女マルジ

「自分はイランという国について、全然知らなかったんだな」とこの本を読んで思った。イランにおける宗教改革、イランイラク戦争を経て豊かだった国イランの生活は変わっていく。この激変の時期に、主人公(作者でもある)のマルジは多感な少女期を送るのだが、そこに描かれていることがまるで劇画のように展開してく。近現代史をこれほどわかりやすく共感を持って感じられる本も少ないと思う。大人から子供まで読んでほしい本だ。

                                                          • -

ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る

ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る

戦争の激化によって、マルジはオーストリアへと旅立つ。そこで中高を過ごし、再び故郷イランに戻ってくる。その過程が2巻では描かれている。本国ではリベラルな両親の教育方針の元、のびのびと育ったマルジだが、オープンで自由な西洋に行くと、やはり自分は(そこでは)周りと違うと感じる。そしてそんなヨーロッパの自由な文化に慣れたあと故郷イランに戻ると、やはりここでも(今度は逆に急進的すぎるとして)異端児として扱われてしまう。。アイデンティティや文化の違いなどいろいろ考えさせられる一冊だ。単独で読んでも面白いが、1巻目を読んでからこの本を読むことをお勧めする。

                                                          • -

プロデューサーになりたい〈上〉

プロデューサーになりたい〈上〉

                                                          • -

プロデューサーになりたい〈下〉

プロデューサーになりたい〈下〉

                                                          • -

BANANA FISH』と『夜叉』の物語世界を引き継ぐ作品の4巻目。3巻から早くも対立の構図が見えてきたが、4巻はその対立の範囲が拡大している。前述2作品(『BANANA FISH』『夜叉』)がある意味伏線となっているところもあり、これからますます物語が発展していきそうな予感。
ただ、もうハワイが全然出てきませんね〜・・・

                                                          • -

陰陽師 (12) (Jets comics)

陰陽師 (12) (Jets comics)

陰陽師は、エジプトに、古代ギリシャ・ローマにまで遡りますか。。。という、意外な展開に進んできました。最終巻の一つ前、ということで、物語は急展開を見せ、最後のクライマックスへの予感を持たせる場面で終わりました。今秋発売予定の最終巻が楽しみになってきました。ただ、話の内容は難しい方向へ進んでいるので、内容を全部自分が理解できたとは到底思えません。。。夢枕獏の原作を読んでみようかなあ。

                                                          • -

ハチミツとクローバー 8 (クイーンズコミックス)

ハチミツとクローバー 8 (クイーンズコミックス)