2005年6月

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姜尚中にきいてみた!―東北アジア・ナショナリズム問答 (講談社文庫)

姜尚中にきいてみた!―東北アジア・ナショナリズム問答 (講談社文庫)

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スローグッドバイ (集英社文庫)

スローグッドバイ (集英社文庫)

恋愛短編集。女性誌を開くと、石田衣良がいる。ワイドショーを見ると、また石田衣良がいる。。といった感じで、今や売れっ子コメンテイターと化した石田さんですが、この短編は女性誌などに掲載されるのが一番しっくりくるのかなあ、といった印象。全編恋の様々なエッセンスを詰め込みながら、最後は未来のある感じ(今後の物語の発展性を秘めた)のハッピーエンディングで閉め括る、この形式は踏襲されています。

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神様からひと言 (光文社文庫)

神様からひと言 (光文社文庫)

有名広告代理店から(傾きかけた)食品会社へ転職してきた主人公と彼を取り巻く人々の出来事が語られる物語。登場人物および場面設定、物語展開が劇画タッチでデフォルメされ、現実のものとは思えない内容でありながら、その文体で語られていること、それぞれの登場人物が抱えている悩みや想いはすごく全うに普遍的なものであったりする、そのギャップが興味深い。
正面きって、全うなことを語るのは、なんか気恥ずかしい、なのでエンターテイメントとして物語を語りながら、そこではまとうなことを述べている、そんな印象を受けた作品だった。
ついでながら本のタイトル「神様からひと言」から内容想像した内容とは少し違うかもしれないので注意されたし(読むと「ああ、このことがタイトルになるのか」とはすぐにわかるのだが)。

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シリーズ第7弾となった「おいコー」シリーズ。勝利とカレンの恋は、じれったいほどの速度で展開中です。受験のときや就職活動のときに僕が感じていたことと同じようなことが、勝利やカレンの気持ちとして語られている箇所がところどころあり、皆同じようなことを考えているのだなあ、とちょっと思いました。

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あいのり〈7〉―未来の地図

あいのり〈7〉―未来の地図

ここのところ年に一冊のペースで出版されている「あいのり本」。カップルとなって帰国した出演者や、同じ時期に旅をした出演者の座談会が読みたくて、また買ってしまった。
「あいのり本」、巻が進むにつれて座談会や帰国後インタビューの割合が増え、旅本来のダイジェスト的な記述が少なくなってきてます。番組や番組のHPでは紹介できない部分をこの「あいのり本」で紹介する、そんな位置づけになってきているのかもしれない。第7弾を読んでまず真っ先に感じたこと。「ヒデ」はつくづくメンバーみんなから愛されていたんだなあ、と。オマーンではモテモテになってますが、どういう形で日本に帰国するのだろう?

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オサムグッズスタイル

オサムグッズスタイル

僕にとって、オサムグッズは懐かしいもの、の範疇に入る。この本のあとがきで作者が述べるように80年代はファンシーグッズがあふれた時代であり、街中のファンシーショップ、雑貨屋、文房具やに行けば、さまざまなキャラクターグッズに出会うことができた。
そんな中でもオサムグッズはそのアメリカ的な明るさと線のシンプルさで僕たちの注目の的だった。ちょうどミスタードーナッツの景品や都市銀行のキャラクターにも使われだして、子供のみならず大人の間にもオサムグッズは浸透していた。
そんなオサムグッズの中から選りすぐりの作品を集めたのがこの本だ。ページを開けると当時を思い出してしまうのは僕だけだろうか?

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