世界遺産

caltec2005-02-28



日曜日の世界遺産(TBS系列)、そして今日のあいのり(フジテレビ系列)、どちらも「チュニジアが舞台だった。
TBSで紹介されていたのは、チュニジア最大のローマ遺跡、ドゥッガチュニジアはローマのアフリカ属州で、当時はローマの穀倉地帯として栄えていた(ローマの食料の2/3はチュニジアからのものだという)。
番組ではチュニスのバルドー美術館にあるモザイクタイルも紹介されていた。シチリアポンペイなどの遺跡を訪ねると精巧なモザイクタイルを目にすることができるが、その職人はリビアやこのチュニジアからやってきた人たちだそうだ。
チュニスに行く機会があれば、世界一のモザイクタイル美術館、バルドー美術館を訪れることをぜひお勧めします(宮殿跡の建物も必見!)


「あいのり」の方は、もっと旅行者感覚でチュニジアを紹介していた。実は世界に名だたる観光立国のチュニジア。その街並みは北アフリカ(アラブ)とヨーロッパが程よくミックスされたものだと言っていい。ヨーロッパの合理性・美しさとアラブのエキゾチズムを兼ね備えた国、それがチュニジアだ。そして本国イタリアに負けない保存状態のローマ遺跡や、サハラ砂漠、オアシス都市などもあり、まさに観光旅行で訪れるのにはベストの国だと思う。
アラブ諸国は戒律が厳しいところが多いが、観光立国というお国柄ゆえか、一番外国人が行きやすいアラブ諸国ではないだろうか?お酒も飲めるし(チュニジア人もビールなど飲んでいる)、女性が肌を露出することにもあまり抵抗はない印象を受けた。


イスラムに興味がある人は、まずチュニジアに行き、イスラムの軽い洗礼を受けてから、よりディープな他のイスラム諸国へ行くのが一番いいのかなあ、と個人的には思う。ま、僕の年始のチュニジア旅行も、次のイスラム諸国への旅行に向けての入口的な意味合いが含まれていたんだけど。。。