アーキラボ

caltec2005-02-14



バレンタインデーだというのに、チョコももらえず、ひとり寂しく会社帰りに森美術館@六本木に行く。今回の目的は「アーキラボ」を見るため。数週間前の新日曜美術館でこの展示会を紹介していて、とても興味を持ったのが今回森美術館を訪れた理由。


まず率直な感想はというと。。建築そのものよりも、建築の背後にあるものについて深く考えさせられた展覧会だった。それは環境と住居のかかわりだとか、コミュニケーションとか、世界認識だとかいった、私たちを取り囲むいろんなもので、建築というのが文化やテクノロジーのあり方と密接に、そして複雑に絡み合っているんだなあ、ということを深く考えさせられた。


森美術館はゆったりとしていて、毎回展示内容も考えられていて(きっとキュレーターの企
画がいいせいでしょうが)、贅沢な分、作品と向き合う密度も高くて、その分疲れてしまったりもするんだよなあ。。そんな疲れた頭を癒してくれたのが同建物50階にある「未来都市研究所」の都市の模型。僕が住んでいるマンションのミニチュアや僕の勤めている会社もちゃんとそのミニチュアの中にあって、その凝りようには驚くばかり。。。会場に展示されている都市の模型は、東京とニューヨークと上海。あとは夜訪れたら是非大展望台には行って欲しいなあ。(夜景撮ってくれば良かった)六本木から東京を360度見渡せます。絶景!


アーキラボを見に行く前にNHK新日曜美術館スタジオボイス(建築特集)を一読することをお勧めします。その方が展覧会をより楽しめる気がします。


満足度:★★★★☆