長江 天と地の大紀行

caltec2011-10-05



NHK BSプレミアムで「長江 天と地の大紀行」(3夜連続)を観る。約一ヶ月前に旅行した四川省・雲南省がこの番組で紹介されており、麗江古城・ナシ族の衣装など、懐かしい光景を再び画面で見ることができた。


番組のHPではこのように紹介されている。

中国の大河、全長6300kmの長江。その流域を旅して、“21世紀の超大国・中国の今”を見る大紀行(全3回)。「天の紀行」(空撮)では長江の壮大なスケールと美しい景観を、「地の紀行」では人々の暮らしや考え方の変化にふれる。旅人は、中国生まれで日本に帰化した人気俳優、阿部力(あべつよし)。母国のことをよく知りたいと、1年かけて、映画やドラマ撮影の合間に長江を旅した。空撮のモーターパラグライダーは多胡光純(たごてるよし)が担当。


標高3000〜5000mのチベット高原を流れる上流域は、氷河、大草原、大峡谷など中国屈指の絶景が広がる。世界遺産三江併流』は3つの大河(長江、メコン川、サルウィン川)が併行して流れる美しい大峡谷群。小説「失われた地平線」で「理想郷」のモデルとなったシャングリラでは草原いっぱいに花が咲き乱れる。ここに住むチベット族は民族衣装を着て伝統の文化を守り続ける。壮大な自然と変わらぬ人々の暮らしにふれる。


長江の上流のチベット高原から、終点の上海までに渡る長江だが、本番組では主に上・中流域にスポットが置かれていたように思う。


個人的には第二回の「今を生きる少数民族の女たち」が一番印象に残った。昔ながらの伝統ある生活を送る少数民族の暮らしを紹介しながらも、その伝統的な生活の中で、確かに見られる生活の変化(近代化)や、中国政府の少数民族優遇政策漢民族への同化政策)。そして、伝統的な考え方や生活の良さを認めながらも、近代的な都会の生活へ憧れる若い世代の希望。


今、まさに刻々と変わりつつある現代の中国の様子がよくわかり、いろいろと考えさせられることが多かった。


麗江古城を観光したとき、この10年で麗江古城の田園風景が、近代的な新市街に大変貌を遂げた様子を写真やガイドの和さんの話を通じて知って、その急激な変貌振りに驚いたが、あと2年したら、今回番組で見た地域も確実に変わっているんだろうなあ。



人気ブログランキングへ