イタリア:ヴェネチア

caltec2007-09-21



【 本日の行程 】
ホテル →→ (ローマ広場) →→ アカデミア美術館 →ペギー・グッゲンハイム美術館 →→ サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会 →→(アカデミア橋)→→(サン・マルコ広場)→→ 鐘楼 →→(ローマ広場)→→ ホテル


アカデミア美術館
ヴェネチア派の美術の殿堂、アカデミア美術館へ行く。9月に入り旅行のハイ・シーズンを過ぎたためか、いくつかの展示室や外壁の改装を行っていた。
ティントレット、ティツィアーノティエポロらのヴェネチア派の絵が多く展示されていた。もともと地元の教会に飾られていたためか、本美術館では連作の多くがシリーズものとして残っており、一連の作品を一緒に眺められる、というお得感が味わえる。
個人的にヴェロネーゼの『レヴィ家の饗宴』が印象に残った。あまりにも豪華すぎる故に「最後の晩餐を描いた」とは認められず、この題名が付いたという曰くつきの絵だそうだが、近くで見るとやはり、豪華。中央は最後の晩餐なのだが。。。。


アカデミア美術館を出て、ペギー・グッゲンハイム美術館へと向かう。この辺りには画廊が多く、あまり観光客がいないことも相俟って、ゆったりと贅沢に時間を過ごすことができる。画廊のアートを冷やかし半分眺めながら目指すペギー・グッゲンハイム美術館へと向かった。途中の画廊で気に入った作品が2点ほどあったのだが、値段を聞くと当然手の出るものではなかった。


ペギー・グッゲンハイム美術館
ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館ペギー・グッゲンハイムが1979年に亡くなるまで住んでいた館を美術館としている。所蔵作品は現代美術が大半だが、13〜16世紀の絵画に疲れた頭には、ちょうど良いかもしれない。
「大作」という目玉作品が展示されているわけではないのだが、とにかく建物が居心地が良い。当時の居室が展示室になっていることもあり、部屋の隅には当時の部屋の様子を映した写真が飾られているが、もともと現代美術コレクターの彼女のこと、当時から展示してある作品が壁に飾られていたことに気付く。
アイロンフレームの美しい窓からは最もヴェネチアらしい、カナルグランデが見え、白壁に現代美術が程よい加減で並んでいる。。。 居室にいるだでも心地良いが、運河沿いのテラスや中庭に出て佇むのもまた一興。とにかく、いるだけで心が満たされていく空間がペギー・グッゲンハイム美術館だと言える。カフェの食事・お茶もおいしいし、ゆったりと午後の時間を過ごしたいならお勧めしたい美術館だ。


ペギー・グッゲンハイム美術館をさらに進むと、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会に行き着く。ちょうどサン・マルコ広場から外を見ると目の前に見える白亜のドームが美しいあの教会である。教会の中は大きな広い空間になっており、光が入ってきて美しかった。


ここから今まで来た道を引き返し、アカデミア橋まで戻る。ヴェネチアの入り口にあるローマ広場からサン・マルコ広場に行くには3つの橋のいずれかを渡るしか方法はなく、今日のアクセス方法は昨日とは別の道のりとなる。


アカデミア美術館からサン・マルコ広場へ向かう道にはヴィトン、エルメス、フェラガモなどが並ぶ3月22日通り。ブランドショップのショーウィンドーを眺めながら進んでいくとサン・マルコ広場に着く。サン・マルコ広場に着き、鐘楼に登る。


鐘楼
ヨーロッパの街に行くと、広場には必ず教会や鐘楼があり、その当に昇ることで街中を見渡すことができる。ヴェネチアで一番高いところにあるのが、サン・マルコ広場の鐘楼である。(息を切らす階段ではなく)エレベーターで100m上の鐘楼につくと、ヴェネチアだけではなく、本土やリド島まで見渡すことができる。



写真はこちらにアップしています。
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(快晴)@ヴェネチア