台湾

caltec2005-06-15



【二日目:午後】

沁園(お茶) →→ 焼餃子 →→ 書店 →→ ホテル


とりあえず、憤る父親をプーアール茶の専門店「沁園」へと案内する。前回台北に来たときも沁園にきたのだが、ここはプーアール茶が有名なようだ。僕は茶葉よりもここで売っている茶器の方に断然興味があるので、今回もまた茶器を狙いにきた。
お店で扱っているお茶はおいしいものだし、見た目も日本人から見ても「高級」そうな雰囲気を醸し出しているものなので、ちょっと気の利いたお土産には最適かなあ、と思い一向を案内したのだ。それに日本語がペラペラなご主人から詳しい説明を受けながらお茶の試飲ができるので、ちょっと休むにもちょうどいいしなあ。。。
さっそく席に着き、まずはお約束の烏龍茶の試飲からさせてもらう。やはりここで飲むお茶はおいしい。でも、父の機嫌はいまだ直らず、まともにご主人の言うことも聞いていない様子。


父以外の一行は「ほう」と中国茶の奥深さに感じ入り、烏龍茶の次のプーアール茶を飲み始める。たしかにおいしいんだな、ここのプーアール茶(でも、僕は毎度「東方美人を試飲したい」というのに、何故か試飲させてくれない。あまり自信がないのかなあ。。。)。

一年前に来たときからお店が移転しており、以前よりも目立つところに店を構えていた(交差点の角)。お店の人の話だと、移転したこともあり、集客のため7月いっぱいまではセールをしている、とのこと。おかげで前回狙っていた手書きの子供の絵が描いてある茶器が安く売っていたので、迷わず購入。奥の棚に陳列してある骨董物の器もいい味出してるんだけど、残念ながら売り物ではないそうだ。


結局、僕が茶器を買ったのに触発されて、妹夫婦も茶器を購入。結構いろいろ買いました。
ご機嫌ナナメの父の気分を落ちつかせるために入った「沁園」。結局ここで1時間半近く過ごすことになった。


店を出る頃にはお腹が空いていて、お店の人のススメ(というか、道案内までしてもらった)の焼餃子屋へ行く。ここは前回来たときも行ったお店。たしかに餃子はおいしい。そして、店を出ようとした途端、雷鳴と共に大粒の雨がドバーっと滝のように降ってきた。台北滞在中、数少ない雨との遭遇の機会(事前の予報では3日間ずっと雨だったんだけど)。


「雨宿り」と称して、ここぞとばかりに「沁園」の向いにある書店兼おもちゃ屋へとダッシュで走り雨から避難する。この店、なかなかに日本の漫画(もちろん中国語版)が充実しているので、友人へのお土産に最適な店なのだ。今日は「BANANA FISH」の最終巻と「僕の地球を守って」を友人にお土産に購入。妹は「ドラえもん」の2〜10巻を旦那におねだりして買ってもらっていた。しかし、台湾に来て漫画本を大量に買い漁るってものすごいもんだ。。。


雨が止むまで40分弱。僕たちはこの店での買い物を堪能したのであるが、両親は雨の中、近くの果物屋に行ってライチを買ってきていた。さすが、食い意地は人一倍の母。


雨が上がると次の訪問予定地、龍山寺へ、、というはずだったのだが、両手にたくさんの荷物を抱えていたため(乾物、茶器、茶葉、漫画本)、いったんホテルへ戻ることとした。

この頃には父親の機嫌も直ったようで、ホテルへ帰るタクシーから見えた中正記念堂を見て、目を輝かせていた。



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