イタリア、シチリア旅行 7日目

caltec2015-09-17



世界遺産の旅はまだまだ続く。今日はピアッツァ・アルメリーナという街の郊外にある、世界遺産のカサーレの古代ローマ別荘を訪れた。


【 本日の行程 】

ホテル →→ バスターミナル(カターニア) →→ バスターミナル(ピアッツァ・アルメリーナ)→→ カサーレの古代ローマ別荘→→ バスターミナル(ピアッツァ・アルメリーナ)→→ ピアッツァ・アルメリーナ旧市街散策→→ バスターミナル(ピアッツァ・アルメリーナ) →→ バスターミナル(カターニア) →→ ホテル
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カサーレの古代ローマの別荘

実は、今回のシチリア旅行で、パレルモのパラティーナ礼拝堂の次に楽しみにしていたのが、このピアッツァ・アルメリーナにある「カサーレの古代ローマの別荘」。もちろん世界遺産

実際に訪れてみて、ひとつの建物で、ここまでの保存状態でモザイク画が残っているところは無いんじゃないだろうか? と思うくらい。 前にチュニスの美術館で見たモザイク画は各地のものを集めたものだったのに比べ、「カサーレの古代ローマの別荘」は単体。 見事なまでのモザイク画に圧倒されました。


観光客に受けていたのが、ビキニ姿の女性がいるモザイク画。ローマ時代からビキニというものが存在していたこと驚きました。隣のフランス人ツアーグループのガイドの解説を盗み聞きしたら「髪の色や髪質など、いろいろなタイプの女性を描いている。あなたはどれが好み?」的な話をして笑いを誘っていました。。。


ただ、ここ「カサーレの古代ローマの別荘」も、他のシチリアの観光地と同じで、商売っ気がない、というか、そっけないというか、「世界遺産」をアピールしたり、もっと観光地化して儲けようという感じがない。


「好きなら見てくださいな」的な感じで、そのやる気のなさ加減が、「どこに行けば見られるのか?」と、個人旅行者には少し不安にさせる要素が大きい。ディレクションとか書いてないので、道行くシチリア人に聞くしかなく、たいていイタリア語でしか返事が無い、、、でも人々は親切に一生懸命イタリア語で教えてくれる、、という、旧東ドイツを旅行したときと同じ状態。


逆に言うと、「世界遺産=観光客がウヨウヨいて、客引きの土産物屋も煩くて」というのが全く無いのがいいところ。好きなだけ好きなように出来るので、気楽に見学できます。


イタリア語がもう少し分かると大分楽な旅行になっただろうに、、NHKイタリア語会話レベルだと、買い物とか簡単なことは事足りるけど、細かい内容は分かりません。


ピアッツァ・アルメリーナ旧市街

本当は「カサーレの古代ローマの別荘」だけを見て、他の場所に移動する予定でしたが、、ピアッツア・アルメリーナの街自体も魅力的に感じたので、バスの時間を1つ後ろにずらして街を散策することに。。。


丘の上に立つ街。石畳で出来た急な坂道が多くて、歩くのが大変でしたが、街を散策するには大きさといい、雰囲気といい、最高でした。 特に見所がある、と言うわけではないのですが、昔ながらの街並みを歩くには良いところかと思います。


シチリア世界遺産5つ目
ピアッツァ・アルメリーナのカザーレ別荘跡(1997年)



@ピアッツァ・アルメリーナ



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