イタリア:フィレンツェ

caltec2007-09-19



今日はミケランジェロダヴィデ像で有名なアカデミア美術館に行く。


【 本日の行程 】

ホテル →→ アカデミア美術館 →→ サン・マルコ美術館 →→ 買い物 →→ ホテル


アカデミア美術館
ミケランジェロダヴィデ像で有名なアカデミア美術館へ行く。前日午後に来たときには1時間程度の待ち時間だったが、本日9:15に到着すると、昨日見た半分しか人がおらず、結局30分程の待ち時間で中に入ることができた。(この後ウフィッツィ美術館の前に行ってみたが昨日の半分もいなかった。昨日は16日のストライキ、17日の休館日と2日連続で美術館が休みだったために、混んでいたのかもしれない)


さて、肝心のアカデミア美術館だが、ダヴィデ像の他は宗教画が充実している、という印象を受けた。作品をじっくりと眺めたいのだが、次から次へとやってくる団体客のためにゆっくりとした時間を過ごせなかったのが残念だ。ボッティチェリの聖母子像など優れた作品も多く、見ていると幸せな気分に浸れる。本美術館の目玉であるダヴィデ像だが、下から見上げると、その表面の仕上げの美しさに驚いた。ダヴィデ像自体は美術の教科書や画趣・テレビ・雑誌、その他いたるところで目にすることができるため、Something Specialなものはないが、「ああ、これがあのダヴィデ像の本物なのか」という確認になった、と言うべきか。。。


宗教画好きの人には本美術館はお勧めかもしれない。あと、今更ながら気づいた宗教画には約束事で、聖母子を囲む4人の賢者が決められていることがある。若い男性(修行僧?)、僧侶、教皇?、老賢者。誰が誰なのか、後で調べよう。


サン・マルコ美術館
アカデミア美術館を出て歩くこと5分。サン・マルコ美術館に到着した。別名ベアト・アンジェリコ美術館とも呼ばれるくらい、彼(ベアト・アンジェリコ)の作品が多い美術館である。彼の絵の特徴を一言で言うと、穏やかな心の状態で描かれた優しい宗教画。色彩がパステル調のフレスコ画であることもその要因だが、やはり一人一人の表情が優しいのだと思う。アンジェリコ作品で埋められた一室を見るとわかるが、どの作品も同じような色調で描かれおり、そこにはダイナミズムといったものは存在しないが、静謐で優しい心の平穏で溢れているような印象を受けた。


本美術館の2階には当時の修道僧の寄宿舎跡があり、在りし日の彼らの生活に思いを馳せることができる。ウフィッツィやアカデミアのような有名な作品を収蔵している美術館を訪れるのもいいが、人込に疲れたときは、ゆったりとした時間が流れている、こんな美術館に来るのもお勧めだなあ、と思う



写真はこちらにアップしています。
時間があったら寄ってみてください。→http://plaza.rakuten.co.jp/caltec/diary/200710100000/



/ @フィレンツェ